智を開く

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20年度 埼玉大附属の第一次「検査1」知能の検査

2008-06-02 08:43:01 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
第一次検査は11月27日(火)でした。
ペーパーと作業が各30分ずつとなります。

受付は男女で時間が異なります。
女児 8:00~9:00
男児 10:30~11:30

まず、「願書受付票」を提示し、「検査番号」のクジをひきます。
入学検査は「願書受付票」の番号ではなく当日の「検査番号」で行われるので要注意

「検査カード」と「検査実施要綱」を受け取ったら、「検査番号」によりグループに分かれて控え室で待機します。
控え室は人数のわりに狭いです。
私たちの控え室は「音楽室」でピアノが置いてあったため、余計狭く感じられました。
待機の時間が長いので、折り紙や本などを持参しておくと良いです。
娘はクーピーで絵を描いて待ちました。

検査開始時間 
女児 9:30~
男児 13:00~

子どもたちは約20名ずつのグループに分かれて出発します。
片手に「検査カード」を持ち、もう一方の手を前の人の肩に乗せて一列になって行きます。
うちの娘は、その「検査カード」の手をこっちへ上げてバイバイしながら去っていったためまるで宝塚歌劇団の「ラインダンス」みたいでした

子どもたちが行ってしまうと、戻るまで約2~3時間、保護者は控え室で待つことになります。
保護者も時間がつぶせる本などを持っていくと良いです。
ちなみに私は、時間がなくてずっと読めずにいた「麒麟」田村裕の「ホームレス中学生」を持って行きました。
イッキに読み終わってしまいましたけど…

検査1
1-A 知能の検査 ペーパー テスト時間約30分

ペーパーテストでは、まず例題のページがあり、説明を聞いてその例題を解いてから、問題を解きます。
以下、娘の記憶をたどっていきますが、問題を思い出せなかったり、例題と問題が入れ替わっていたりする可能性もありますので、ご了解ください。

●鏡映像(線対称)
例)
絵(さくらんぼ)を鏡に映すと、どのように写るか、4つの中から選んで○をつけます。
問題)
「傘」など4問

●絵の順番(時系列)
例)
4つの絵(たまご、ひよこ、たまごがわれてひよこがでてくるところ、にわとり)を順番に並べたときに2番目と4番目にくる絵に○をつけます。
問題)
「植物」など4問

●折り紙の折りスジ
例)
折り紙を点線で折って開いたときの折り線はどれか、4つの中から選んで○をつけます。
問題)
4問

●常識(仲間)
例)
絵(すいか)と同じ仲間のものを4つ(ぶどう、みかんなど)の中から選んで○をつけます。
問題)
「ペンギン」など4問

1-B 知能の検査 作業 テスト時間約30分

●模写
見本と同じになるように絵を完成させます。
「ねずみ」「金魚鉢」「模様のあるカン」など4問

●巧緻性
机の左上に「おてふき」中央上に「はさみ」「カップのり」「エンピツ」右上の検査番号下に「見本の絵」、その下に「黄色い画用紙」、手前に「お手本の絵がバラバラに描かれた画用紙」が置いてあります。
これらの道具を使って、見本と同じ絵を黄色い画用紙に貼って完成させるというものです。
絵は「イカのようなもの」「魚のようなもの」「貝のようなもの」の3つ。


開智の時のように、娘には後で聞くから問題を覚えておくように、と前もって言ってありました。
この「巧緻性」の問題についてはかなり忠実に再現してスケッチしてくれました。
でも、ペーパーはところどころ曖昧だったり抜けていたり…
「時間」にも「気持ち」にも附属はあまり余裕がなかったのでしょう。


もちろん、問題をしっかり再現できる子は、ちゃんと理解できている子です。

私が昔、進学塾で教えていたときの話。
入試の日は大忙しです
まず、早朝から校門前で塾の受験生たちを待ち構え「受検応援」をします。
受験生の肩をたたいたり、手を握ったりして激励するのです

最後の受験生を見送ると、学校近くの喫茶店などでお茶などをしながら時間をつぶします。
試験が始まって大体30分くらい経つと、学校が問題を販売もしくは掲示します。
販売する場合は何部か購入し、すぐ塾に戻ります
そこから私たちは大急ぎで問題を解き、受験生が戻ってくるまでに「模範解答」を作成します。
「やったー、予想があたったぞ
「ヤバイ、難しい今回は平均点が大幅に下がるかも
私たちも悲喜こもごもです

そうこうしているうちに、入試を終えた足で受験生たちが塾にやってきます。
そうしたら彼らに解答用紙を配り、本番でどんな答えを書いたか忠実に書くように指示します。
そこでちゃんと書ける子は、やはりできている子なのですよ


子どもたちにはそのあと、次の日の科目やこれから受ける学校の特訓授業を受けさせ、早めに帰宅させます。
社会の時事問題などは、別の学校で同じような問題が出ることもあるので、軽く解説します。

私たちはその後も夜遅くまで残って、問題の分析をしたり、平均点や合否の予想を立てたりします。
そしてまた次の日は早朝から校門前に集合
とっても眠いそして寒いんですね、これが…
そんな殺人的スケジュールが2月の間続きます。
今思うと、よく体力がもったもんです…

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