↑ レディースデーなので、娘と観に行きました。以下、ネタバレ含みます。
冒頭、副都心線を思わせる地下鉄東都線の開通セレモニー。
都知事を狙った爆弾テロ。そして死者ゼロだったのかしら?と
思う様な大破した地下鉄の事故は、JR西日本の事故を連想・・・。
私たち行きも帰りも地下鉄なんですが。
そして今回の舞台、雪深いダムのある地方は東北を連想、
ダム=発電を連想、爆発により決壊したダムが村をおそう前に
雪崩を起こして食い止める、というのが津波や原発を連想してしまい、
いや~、スケールが大きくて楽しかったね、と単純に楽しめない内容でありました。
たぶん観た方は皆思ったのではないでしょうか。なんとなく館内に漂う重い空気。
映画制作中は想定していなかったのでしょうが、
(もちろん、それで公開を中止したりも良くないでしょうが)
あまりにリアルすぎる今回の舞台、テーマ。
しかもあまりに個人的な犯行理由にしては犯罪のスケールが大きすぎ。
まるでそれが人間のエゴイズムだよとそれすら問いかけてくるようで。
ちなみに15分というのは、雪崩に巻き込まれた人の生命が助かるタイムリミットの
事らしいのですが、雪山に埋まったコナン君の携帯の着信音を手がかりに
助け出すって・・・。こんな山奥で電波届くのか?基地局破壊してなかったっけ?
ちょっぴり腑に落ちない私でありました。
映画の中みたいに、コナン君の大活躍でハッピーエンド、なんて事ではない現実に、
映画館を出てスッキリしないのでした。