仕事で日暮里を利用したため、駅ナカでコレクションしている手ぬぐいをゲット。
濱文様、ここのお店可愛いんだよねえ。
家に飾る新しいのが欲しくて買ってしまった。夏を先取り。ゴーギャンのような構図に
ゴロゴロとパンダが。そして隅田川にかかる橋。これは桜が描いてあるから春に。
もういっぺんデザイナーになれるなら手ぬぐいのデザインをやりたい位。
濱文様さん、他にも可愛いのがあったんですが、残念ながら一番好きなてぬぐいのお店は
ちどり屋さんです。両社の違い。それは染め方の違いです。
濱文様さんは捺染、いわゆるシルクスクリーンのような染め方ですので、手ぬぐいの表にしか
柄が載りません。裏は生地色です。対してちどり屋さんのは注染といいまして、
糊で防染して、染液を注いで布の表も裏も染めています。
好みの違いですけど捺染はシャープで細かい模様も染められますが(スカーフと同じです)
注染は技法による制約があるのであまり細かい柄の型紙も作れません。
よって注染のほうが輪郭がシャープでない分、やわらかみがあります。
染色を専攻してたのでどっちも大学時代に制作しましたが、
技術的に難しいけど注染の方が好きでした。
それに、浴衣というのは本来は注染で染めたものが粋
(裾がはだけて生地裏が見えたときも同じ柄が見えるから)だと先生が言ってまして、
浴衣を誂えるなら注染だろうなあ、と思ってます。今やシルクスクリーンで染めた浴衣が
ほとんどではありますが。濱文様さんの柄は可愛いんだけど捺染だから個人的にもうひとつ。
あー、ちどり屋さんに行って新柄あれこれ欲しくなっちゃった。