咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

映画「大鹿村騒動記」・・・いいね

2011-08-01 22:52:22 | レビュー
 「忘れられないけど思い出したくもない女が帰ってきた」

 小さな村のハレ舞台


 同映画が封切られた3日後の7月19日、主演の原田芳雄さんが、かねてより病気療養中であったところ、上行結腸癌から併発する肺炎のため永眠(享年71歳)されたとの報道があった・・・また、一人個性派の実力俳優が召された。

 封切られた際に病を押して、舞台あいさつの原田芳雄さん、あの車椅子の痛々しい姿の映像には、誰しも驚き声も出ないが、最後の役者魂を見た思いである。

 同作品で共演し友人でもある石橋蓮司さんが、声の出ない原田芳雄さんのメッセージを代読されている姿には何とも言えない気持ちとなった・・・・。

 
 ところで、家内の方が予告編を観ており、同映画に興味もあったので先日の夕方映画館に出向いた。

 実名の村における300年以上も続いている村歌舞伎をモチーフにした内容・・・程度の知識のもとに出向いた。

 日本の原風景と言える奥深い山村・大鹿村の全景、綺麗な山並みは、映像をみるだけでも心が癒される

 その美しい村においてオールロケーションで撮影された同映画は、大鹿村の全面協力と850人からのエキストラによって作られたとのこと。

 素晴らしい作品に仕上がっており、伝統の村歌舞伎が止むことなく受け継がれてきたことがよく分かった・・・これは、これで、一種の驚きでもあった

 伝統の村歌舞伎に惚れこんで出演した原田芳雄さん、その原田さんの意気込みに共鳴したいぶし銀の多数の実力俳優陣、それをうまくまとめた阪本順治監督の手腕などすべてが“小さな村のハレ舞台”に向けて動き出した・・・そして、あの大歓声と拍手喝采のクライマックスへ。


 そこへ行くまでには、我が国最先端の公共交通機関・リニア新幹線誘致問題で意見が分かれる村人たち、登場人物間の喜怒哀楽と人間模様がうまく描かれ、これらがすべて伝統の村歌舞伎上演へと向かっている・・・そこのところが、何とも素晴らしい。

 そして、村歌舞伎も成功裡に終わった後日、大鹿村の普段の生活風景の中に思わぬことが起きて、物語も終演へと・・・・・。

 見終わった後、キャッチコピーにあるような大人の笑いと清涼感の残るいい映画であった。(咲・夫)



「居並ぶ役者さんを見るだけで楽しくなる・大鹿村騒動記」

[追 記]~あらすじ~
 長野県下伊那郡大鹿村―四方を山に囲まれたこの村では、300年以上にわたって村歌舞伎の伝統が守られている。シカ料理店の主人、風祭善は長年主役を張ってきた。しかし、私生活では女房に逃げられ、ひとり暮らしをしている。
 公演を5日後に控えたある日、駆け落ちした妻・貴子と幼なじみの治が、ひょっこり村に帰って来た。貴子は認知症を患っているらしく、善の顔を忘れてしまっていた。その夜、成り行きで善は二人を泊めるが…。
(出典:2011年 大鹿村騒動記 製作委員会 抜粋)


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小倉競馬・・・地元出身騎手大活躍

2011-08-01 15:49:15 | スポーツ
 30日から開催された「夏の小倉競馬」、天候にも恵まれ暑い最中を白熱したレースが展開していた・・・・。

 取り分け、九州出身の各騎手にとって、夏の小倉での活躍は自らを勇気づけるもので、大方の予想のとおりこの2日間でもそれぞれの騎手の大活躍が見られた。

 30日(土)・・・・

 浜中俊騎手(出身:福岡県):1着2回、2着5回

 川須栄彦騎手(出身:福岡県):1着2回

 川田将雅騎手(出身:佐賀県):1着1回

 幸英明騎手(出身:鹿児島県):1着1回


 31日(日)・・・・

 浜中俊騎手(出身:福岡県):1着1回

 川須栄彦騎手(出身:福岡県): 2着1回

 川田将雅騎手(出身:佐賀県):1着6回、2着1回

 幸英明騎手(出身:鹿児島県):    2着1回

 などの活躍が目立った。特に川田騎手の1日6勝は立派の一言である。


 次週からも「川田将雅、浜中俊、川須栄彦各騎手」に注目すべきかも・・・。そのほか、小倉競馬で例年活躍の目立つ福永祐一騎手は、今夏は新潟を主戦場にとのこと。

 また、小倉では、小牧太騎手や和田竜二騎手なども活躍が目立っており、両騎手にも要注意だろう・・・。

 ところで、31日の「小倉記念」、大外枠もなんのその夏女・イタリアンレッドに騎乗の浜中俊騎手、会心の騎乗で同馬にサマー2000シリーズをプレゼント・・・・。

 当方、大外枠不利との思いから2番手候補に下げたことが悔やまれるが、イタリアンレッドの相手となったキタサンアミーゴは眼中になかったので、いずれにしても縁がなかった・・・・。

 イチオシの酒井学騎手騎乗のホワイトピルグリムは、一完歩出遅れてのスタート。終始後方から追走し、3、4コーナーでは大外から上がって行ったが、最後の直線では・・・伸びを欠いてしまった。

 新潟のメイン「NST賞」の3レンタンを6点で仕留め、何とか溜飲を下げることができた・・・・


[追 記]
 地元小倉出身の浜中俊騎手は「思ったよりいいポジションが取れたし、4角の反応もよかった。直線を向く時には大丈夫かなと思った。小倉の重賞で一番勝ちたかった小倉記念を勝てて本当にうれしい」と笑顔をみせたとのこと。
(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋)



 参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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