咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

テンペスト・・・佳境に

2011-08-16 22:49:00 | レビュー
 我が家では、日曜日の夕方からはじまる「NHKBSプレミアムの時代劇」を楽しく拝見している。

 現在放送されている時代劇は、琉球王国を舞台にした「テンペスト」・・・これが、なかなかに面白い

 景色が素晴らしい。

 沖縄の各地でロケが行われたとのことで、海の青さが最高に美しい・・・。

 ここにこのドラマのことを取り上げるのも3回目であるが、主人公・孫寧温(真鶴)は、実は女性である。今は亡き父の命を受け、男装により宦官(宮廷や貴族に仕えた去勢された男子)となって、官吏試験を突破して王宮の役人となった。

 頭のいい孫寧温は、国王に気に入られ王宮内部に巣くっている悪(阿片の密貿易で私腹を肥やす高級官吏たち)を次々と暴き、これら一味を壊滅したことで、喜舎場朝薫と共に重臣へ出世した。しかし、後ろ盾であった国王が急死してしまった。

 王宮内部の高官たちは、後継の若すぎる国王を守り琉球王国を盛り立てようとする。ところが、そこに清国の宦官・徐丁垓が王宮にうまく入り込んで、琉球王国を丸ごと乗っ取って大和の国への進出の足掛かりにしようと画策する・・・孫寧温(真鶴)の弱みに付け込んで。

 このように毎回、毎回次々と物語が展開するが、我が国本土の歴史と違って、琉球王国の成り立ちとか歴史に疎いもので・・・すんなりと入り込めない部分がある。

 それでも何となく状況も分かってくるので、却ってすべてに新鮮さを感じながら毎回楽しんでいる。

 それにしても、清国の宦官・徐丁垓について、NHK公式HPを眺めてみると「知性と情報力を備えているが、性格は猟奇的。寧温の正体を見破り、彼女を利用して琉球乗っ取りを画策する」・・・と、記されている。

 その徐丁垓の猟奇的なところ、得体の知れない人物像をGACKTさんがうまく演じており、何とも言えない気持ちにさせられる・・・・それほど、不気味なのだ。

 家内などは、毎回見ながら・・・・“怖い”を連発。

 まさにハマり役なのだね

 丁度、今週で半分の5回分が放映され、その終わりの部分で孫寧温が徐丁垓殺害容疑で捕縛され、流刑の身となったところで・・・次回へ。
 
 残り5週で完結へと向かうが、同番組もいよいよ佳境に入ってきたと思われる。今後の展開から目が離せそうにない・・・と我が家でも話している。(咲・夫)



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二度びっくり・・・の日

2011-08-16 21:32:21 | 日記
 15日、終戦記念日の午後、家内の従姉妹が墓詣りに帰省し我が家に来ていた。家内と二人が懸命にしゃべっている頃、当方の携帯に息子から突然電話が・・・・。

 「お、お父さん、今夕の某テレビのローカルニュースを録画しながら見てよ。実は、家内の実家から博物館の催し物を見に行ったら、15000人目の入場者として記念品をもらい、明日の新聞と今夕のテレビに出るらしい・・・わ」

 と、驚くような電話である。

 「へー、それはすごいな。早速、録画予約しながら見るよ」

 この話を家内とその従姉妹に話すと・・・この二人ともびっくり。

 4時前のローカル番組を見ていると地域のニュースが流れ、2番目のニュースで息子一家が映し出され、インタビューを受けている・・・孫は盛んにマイクに手を出そうとしている。

 久しぶりに見る孫の顔、それがアップされる。少し、鼻の頭などに汗が見える。

 結構、長い間映し出されていた・・・。今日から我が家に息子一家が帰ってくるものだから、この記念すべき出来事の話で当分持ちきりとなることだろう。今日の新聞記事も楽しみとなってくる・・・買って帰るとか。


 ところで、昨夜の最終便で家内の従姉妹が帰るため、夕方から食事を兼ねて見送るもので早めに出かけた。

 30分近く走ったところで、食事処に到着し食事を注文する・・・さすがにお盆の最中であり、お客さんもたくさん入っている。

 我々の食事が運ばれてきたので、箸をつけていると隣のテーブルに老夫婦家族の3人が席に着かれた。

 斜め向かいの席の老人、どこかで見たような気がする。元の職場の方で、当方が若い頃、毎日のように一緒に麻雀をして時間を潰していた時代の上司のように思える

 頑固一徹の方であったが、もう20年以上も前に退職されており、それ以来会っていないが噂では体調を崩されたと聞いていた。

 余りにも老け込んでいらっしゃったから、「間違いかな、いや、どうも似ているような・・・」と思いながら食事をしていた。

 食事も終わり、席を立つ間際に、「大変、失礼ですが。Mさんですか。間違っていたら申し訳ありませんが・・・」と、問いかけた。

 すると、こっくり・・・と、うなずかれた。ただ、その反応が昔のようなことはなかった。

 丁度、ここに入って来られた時の足取りも力なく、すり足のようにゆっくりと歩いて席につかれた様子から、何か大病されたのかと思われた。

 家族の方に「以前の職場でお世話なった○○です。Mさんは何かご病気されたとお聞きしたのですが、お元気のようですね」と言ったら、「脳梗塞を起こしましたので・・・」とのこと。

 本当に何十年ぶりにお会いしました。当方のこともよく分かったらしい。しばらく話してその食事処を後にして、空港へ一直線・・・。

 家内の従姉妹は、見送りありがとう、楽しい時間を過ごすことができたとのうれしい言葉を残して・・・機上の人に

 本当にこの日は、びっくりすることが二度も・・・息子一家の幸運。何十年ぶりに昔の麻雀仲間であった上司との遭遇。

 このような日もあるんだね。そうそう前日には当方にも最終レース大逆転の幸運もあったね。(夫)


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