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スカパー!と時代劇専門チャンネルが、タッグを組んで制作した池波小説の傑作「闇の狩人」。
昨夜、時代劇専門チャンネルで午後9時から前編が放送された。
池波小説のドラマ化に当たっては、金子成人氏の脚本が一番である。
登場人物の台詞には、池波節が散りばめられており嬉しくなった。
ほぼ原作に沿ったドラマ化であり、以前に映画化された「闇の狩人」は全く異質のものである。
監督は必殺シリーズなどで有名な石原興氏、一見「左とん平」さん似と思ったのは当方のみかも。
前編では、上州と越後境の“坊主(ぼうず)の湯”という湯治場にいた盗賊の小頭・雲津の弥平次(中村梅雀)が、崖下に倒れていた侍を助ける。
その侍は、何者かに襲われたのか、傷を負っている。
ところが、記憶を失っていることから、後に弥平次の一字をとって谷川弥太郎(福士誠治)と名付ける。
数年後、弥平次のお頭で盗賊の釜塚の金右衛門(加藤武)が亡くなり、その跡目相続でゴタゴタしていた。
ある夜、弥平次は弥太郎が人を殺傷する場面に出くわした。
そのこともあって、弥平次は弥太郎のことを親身になって世話をしようとする。
ところが、仕掛人に身を落としている弥太郎は弥平次の前から姿を隠す。
香具師の元締めとして、江戸の暗黒街を差配する一人、五名の清右衛門(津川雅彦)の元で仕掛人となっていた。
盗賊の跡目相続、武家の跡目相続、香具師の跡目相続などが闇の世界で入り乱れる中、雲津の弥平次(中村梅雀)が谷川弥太郎(福士誠治)のことを息子のように思いをめぐらす。
盗賊の話は鬼平犯科帳、香具師の元締めと仕掛人では藤枝梅安、武家社会と弥平次・弥太郎の親子のような関わり合いでは剣客商売。
池波小説のヒット作をすべて盛り込んだ最高傑作の一つ「闇の狩人」。
そのドラマ、脚本がいいから映画のように映像化されている。
今夜の後編では、思わず涙目になるかも・・・。
まさに、その通りでラストが最高に良かった。(夫)
(出典:時代劇専門チャンネル 公式HP 抜粋)
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