花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

肩透かし

2025年02月12日 | 環境システム科
これは3年生のFLORA HUNTRES。
先月で学年末考査が終わりましたが、
代表者の2名がその最終日にオンラインで会議に参加しました。
主催者は環境省の東北地方を管轄している部署。
参加されるのも県や町村など各自治体の環境に携わる部署。
したがってお役所の方ばかりです。
東北地方に住む方ばかりだと思っていたところ、参加者名簿を見てびっくり。
九州など西日本の方もたくさん参加されていました。
いったいどんな質問が出るのだろうと、ちょっと不安げな様子。
でもこの研究を伝えるのもこれが最後。
淡水水草で温暖化と肥料の地産地消を提案した
「SDGsお伽草子」を堂々と発表していました。
さて質問タイムとなりました。ところがまったくありません。
この嫌な雰囲気。すぐある発表会を思い出しました。
それが2年ぐらい前の発表会。実は今回と同じ研修会で
あの時もまったく質問がなく、首を傾げたまま退席しました。
おそらく環境に関わる部署とはいえ、行政の方はその道の研究者は
あまり多いとは思えません。さらにFLORAが説明しているのは
途上国の環境問題対策。環境とはいえ参加されている方が携わっているものとは
かけ離れた内容です。2回連続質問がないというのは
きっとそういうことではないか彼らも分析していました。
肩透かし。残念でした。
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砂漠に降る雪

2025年02月12日 | 環境システム科
これは2年生とJr.が実験しているラッキョウ栽培。
昨年の秋に植え付けて、屋外に放置しています。
ラッキョウはニンニクと同じで越冬し、
翌年の初夏に収穫される作物なので問題ないのです。
面白いのは右よりも左の方が葉が多く茂っているところ。
2つの違いは土壌だけです。
なんと左はナミビア砂漠の砂。赤い砂丘の砂です。
現在、世界は建築用の砂の争奪戦が繰り広げられています。
しかし砂漠の砂はたくさんあるのに利用されていません。
理由はあまりに微細だから。もったいない話です。
そこで先輩FLORAの男子が昨年ナガイモ栽培に使ってみたのです。
砂丘ナガイモがあるようにきっとよく育つと思ったからですが、失敗。
水を含んだ砂はあまりに微細なので粘土状に変化。肥大しませんでした。
後輩たちがラッキョウを選んだのは粘土質でも育つから。
今のところ、期待通り腐葉土よりも成長が旺盛でよく育っています。
現在、南部町には雪が時折降りますが、
このようにナミブ砂漠の砂にも雪が積もっています。
でも調べてみると砂漠に雪は確かに珍しいのですが
降らないことはないようで、数年に1度はサハラで雪が降るそうです。
もう少しで春になります。収穫が楽しみなJr.たちです。
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