花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

エンドウマメは食べますか

2018年02月12日 | 研究
チームの2年生が栽培している作物が育ってきました。
この作物の名前はマメ科のエンドウ。
でもみなさんはあらためてエンドウをどのようにして
食べていますかと聞かれたら、
ちょっと首をかしげてしまいませんか?
一般には絹サヤエンドウといって軟らかいさやを食べます。
ところが未熟の種子を収穫するとグリーンピースに、
また赤エンドウの種子はみつ豆になります。
さらに小豆でなくエンドウで餡を作ると
なんとうぐいす餡になるのです。
メンデルの法則しか思い出せず
身近な食べ物じゃないように感じましたが
しっかり私たちの生活の中に定着している作物だったようです。
古代オリエントや地中海地方で古くから栽培され
日本には9世紀頃に入ってきたというエンドウ。
そんなストーリーを持つエンドウをチームは育てています。
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津軽の南部せんべい!!

2018年02月12日 | 
先日、「田酒」(でんしゅ)と書かれてた青森市のお菓子をいただきました。
田酒は青森県を代表する人気のお酒で
なかなか手に入らないそうです。
しかし袋の中にはなんと南部せんべいが入っています。
もしかしてお酒の香りのするせんべいかと想像しましたが
食べてみてびっくり。何の香りもしません。
それだけではなくとても甘いのです。
そこでなぜ田酒と書いてあるのか説明書きをよく読んでみました。
すると田酒は純米大吟醸酒のため当たり前ですがお米が材料です。
この南部せんべいの生地には、
材料となるこのお米をまぜてあると書かれていました。
お酒の香りがしなかった理由がわかりました。
そもそも南部せんべいは青森から岩手にかけての食べ物。
冷害が多発するのでお米がとれないため
米のかわりに小麦粉で作ったせんべいなのです。
したがってあっさりとした塩味が普通。
このせんべいが甘いのはおそらくお米が混ざっているからだと思います。
南部ではない津軽の酒造会社のお酒で津軽の菓子店が作った南部せんべい。
もう南部せいべいとは違う味わいに仕上がっています。
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