ムンカミ日記byコオル兄ィⅢ

ムンカミ(=物噛み)とは奄美地方の古い方言で「物を噛む」=「食べる」という所から転じて「生活」という意味を持つ。

塩道長浜の音のとり方

2013年05月12日 | 教室日記

昨日は三味線教室。

連休明けで雨ってこともあってかメンバーの集まり悪かったけど

普段出来ないディープな稽古ができた。

朝花の古いバージョンとか、塩道長浜の古い弾き方とか。

特に塩道に出てくる(移動ドでいう)ミの音のとり方が難しい。

普通に考えればミ♭なんだけど、古い人ほどミとミ♭の中間の音

(メジャーとマイナーの中間の音なのでワシは「マイジャー」と呼んでいるが)

で弾く。祖父もそうだった。

この音はもちろん鍵盤楽器では出せないし、平均律ではありえない音となる。

学校で教える平均律で耳が慣れた現代人には音痴に聞こえるかもしれない。

長調と単調を決める三度の音が「マイジャー」だからね。

 

でもワシは敢えてこの「マイジャー」で弾きたい。

教室で合奏する時などはマイナーの音で良いんだけど、一人で弾いたり

他の楽器と合わせる必要のない環境だったら「マイジャー」で行こうと思う。

うん。

あれ?何の決意表明だ?(笑)

 

 

さてさて、話は変わるが今日は「奄美フェスティバル」

師匠・朝崎とヒギャ唄の重鎮・武下和平さんが同じステージに立つ。

この兄弟弟子共演は何十年ぶりなんだろう。

若かりし頃は福島幸義さんの下、三人であちこち回って唄ったと聞くが。

とにかく奄美シマ唄を十代の頃から背負ってきた大御所お二人が東京で共演

なんてことは非常に稀。

もう二度とない機会かもしれない。

そんなレアな日に同じ舞台に立てて幸せであR。

 

 

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