ムンカミ日記byコオル兄ィⅢ

ムンカミ(=物噛み)とは奄美地方の古い方言で「物を噛む」=「食べる」という所から転じて「生活」という意味を持つ。

島唄のど自慢大会にて

2017年08月28日 | ムンカミ日記

昨日、大阪から戻ると三味線だけ自宅に置いてすぐに目黒へ。

島唄のど自慢大会に出演するためだ。

今回はシマ仲間のH氏がワシの作った「大島エレジー」で新民謡の部にエントリーするというので伴奏者としてワシも出ることに。

 

実はこの曲、今年の春頃に作ったのだが、ライヴでの評判がすこぶる良い。

島ンチュにも大和ンチュにもウケるのだ。

H氏も「ぜひこの曲で大会に出たい」と言ってくれたので快諾したのだが、正直言って大勢の島ンチュに聞いてもらったらどんな反応をされるか楽しみ半分だが怖さも半分といった心境だった。

直前になってKさんIさんのコーラス隊も決まり、振り付けも決まり、ワシがギリギリまで関西なのでリハはたくさんは出来なかったが、良い感じで本番に臨めた。

 

わさわさしている間にワシらの出番が来た。

イントロをギターで弾き始め「♪沖縄じゃないの~」と歌が出ると同時にコーラス隊のステップが始まる。

ここで客席が少し沸いた。

つかみはOK。

リードボーカル・H氏も良い声が出ている。

1番の「でもでも」でさらに客席が沸いた。

間奏のコーラス、二声のハモりも巧くいった。

この手のベタなアレンジは昭和歌謡っぽさを醸してくれる。

 

二番の頭の歌詞、「泡盛じゃないの黒糖焼酎よ」がさらにウケた。

それに続く歌詞「ソーメンチャンプルーじゃないの油そうめんなのよ」でドッと沸き歓声と拍手が起きた。

客席はちゃんと歌詞を聞いているようだ。

H氏の声もどんどん良くなっている。

これは最後までミスらずイケば必ず強い印象を残せる。

そう思った。

曲が終わった瞬間、会場全体が一つとなって歓声と指笛が飛び交い、割れんばかりの拍手が巻き起こった。

 

手応えはあったが、他の出演者の歌を全部聞いている訳ではないし、ちょっと拍手が多かっただけで自惚れるほど若くもない。

特別賞くらいもらえたら嬉しいね、なんて裏で話していた。

ところが!

なんと!

優勝だって。

嬉しいね。

思わず少しだけはしゃいでしまった。

H氏のしっかりとした歌唱力、コーラス隊の踊り、衣装、ワシのギター伴奏、そして「大島エレジー」という歌、全ての要素が巧く合わさってこの素晴らしい結果が出たのだろう。

 

感無量です。

 

 

年末の紅白にはまだ間に合うかな...(笑)

 

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