ムンカミ日記byコオル兄ィⅢ

ムンカミ(=物噛み)とは奄美地方の古い方言で「物を噛む」=「食べる」という所から転じて「生活」という意味を持つ。

鹿児島~熊本 強攻ツアー

2013年07月02日 | ムンカミ日記

先週末、鹿児島の父の実家に行ってきた。

 

旅の行程はまず飛行機で鹿児島空港へ。(低気圧のせいか飛行機がかなり揺れた)

そこからレンタカーで一路、輝北町へ。

この輝北町、特に父の生まれた平房ってところはホントにな~んにもない山奥の農村で

初めて訪れた四十数年前からほとんど変わっていない。

変わったところといえば道が舗装されたこととダムができたことくらいかな。

前回来たのが14年前だけど、その頃から時が止まっている。

逆にお店や人口は減ってるかも知れん。

しかし、ワシのiphoneが通じたのにはビックリ。

この点だけは川嶺(喜界島)より進んでる!

ワシら一行は父の実家で伯父夫婦と再会を祝って昔話に花を咲かせたり、

墓参りをしたり、畑でスイカをとったり、写真を撮りまくっていたらアッという間に数時間たってしまった。

伯母は普段よくしゃべる人ではないんだけど、小さい頃にワシが言って大人を笑わせた事なんかを

今でも覚えていて懐かしそうに話していた。

さすがにオーバー80の老夫婦だけで切り盛りするのはしんどいようで牛の飼育はやめたとのこと。

牛がいないとあの独特な臭いがしない。当たり前だけど。

臭くないけどちょっと寂しい。

牛舎に雑草がいっぱい生えてた。

田畑も最近は人に頼んでいるとか。。。

積もる話は尽きないが、これから薩摩半島に渡らなきゃならん我々は輝北町を後にし

根占港まで一気に南下した。

父は鹿屋市街にも寄りたかったようだが、フェリーが二時間に1本しかないので逃すわけにはいかん。

だから却下(笑)

根占港から対岸の山川港へは50分の乗船。

向こう側見えているのに意外と時間がかかるんだなぁ。

これが車10台くらいしか乗らない小さなフェリーでよく揺れるんだ。

ホント吐きそうなくらいキモチ悪かった(泣)

 

山川港に着けば宿泊先の指宿は目と鼻の先。

今回は少し奮発してちょっと贅沢な宿をとったのだ。

宿に着くとまずその外観にやられた。

す、すげぇ~。

さすが老舗の高級旅館。

スタッフの教育がそこいらのホテルとは全然違う!

チェックイン後すぐ別室に通されてウエルカム抹茶なんかがあったりして。

部屋はもちろん庭も食事も温泉も名物の砂蒸し温泉もサイコーでしたわ。

天候はあいにくの雨だったけど。

旅館の中に居る分には天気なんてカンケーないからね。

 

二日目は熊本に住む父の姉と弟に会うため薩摩半島の南端から一気に九州道を北上し八代へ。

この九州道がなかなかの曲者でトンネルが多いこと多いこと。

山深い地域をぶち抜いて道路を造ったから仕方ないかも知れないけど、慣れない車&慣れない道、

運転に気ぃ遣って疲れるっちゅうの。

それでも何とか無事八代に到着。

八代亜紀には遇えなかったが、伯母や叔父と十数年ぶりに再会してゆっくり話ができてよかった。

 

そんなわけで今回は鹿児島~熊本と親戚に会うための強攻ツアーだったワケだが

最後に時間が少し余ったので八代城跡を散策してみた。

まぁ素敵。。。立派な石垣とお堀はそのまま残っている。

「欄干橋」なんてところもあった。

 

この後、鹿児島空港に戻るのだが時間が遅かったせいか足湯に間に合わず!

運転疲れを足湯でとってから飛行機に乗ろうと思っていたので残念。

閉店は午後7時だそうです。

空港のおみやげショップで喜界島のゴマとポン酢を発見。

もちろん買いましたがな。

 

内容の濃い心温まる二日間でした。

めでたしめでたし。

 

 

 

追記

ワシは東京生まれだが、輝北町と喜界島が故郷だと思っている。

 

「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」

という詩が頭をよぎったりして。

これを詠った室生犀星さんは我が母校の校歌の作詞をされてるなんて

ご縁ですな。

 

 

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