ムンカミ日記byコオル兄ィⅢ

ムンカミ(=物噛み)とは奄美地方の古い方言で「物を噛む」=「食べる」という所から転じて「生活」という意味を持つ。

有難き?アドバイス

2011年05月04日 | ムンカミ日記
先日、あつなみ(タナカアツシ&牧岡奈美)のライヴを
見に来ていた奄美出身の音楽関係者からライヴ後にアドバイス
をいただいた。

その方は最近ヒットチャートを賑わしているアーティストを
何組も育てた言わば音楽業界の成功者だ。

そんな人からアドバイスを頂けるなんて稀有な事じゃないか。
有難く耳を傾けた。


彼曰く、

①シマ唄は伝わらないからライヴで10曲やるならシマ唄は1曲でいい。
東京でシマ唄をやっても客は喜ばない。

②テキトーなMCはするな。自分が手がけたアーティストなどは
曲はもちろんボケとツッコミの稽古もしっかりしてライヴでは
台本通りのMCで笑いをとっている。それがファンの心を掴む。

他にもいろいろアドバイスを頂いたが、「?」な事ばかりだった。


要するに彼と我々は立ち位置が違う。

莫大なお金を掛けてアーティストを売り出す大手音楽業界からすれば
彼の言う事も一理あるのかも知れない。

元手をかけた分、しっかり回収しなければビジネスとして成り立たない。
アーティストにぶら下がる何百人の関係者も食わせて行かなきゃならない。

とにかく多くの人に聞いてもらってたくさん売らなきゃイケナイから
マニアックな音楽などやってられないのだろう、きっと。


しかし、そんな彼らの作る音楽はワシには浅くてつまらない。

音も詞も当り障りのない軽いものだから耳に残らず、右から左へと
流れてしまう。

最近のヒットチャートを賑わしている歌には全く興味がない。

MCで台本通りのお寒いギャグをやりたきゃ漫才の道に進めばいいのだ。



「シマ唄は伝わらない」だって?

果たしてそうだろうか?

全くそうは思えない。

実際、同じ会場に来ていた何人かの人からライヴ後に
「とても良かったです~」と声をかけられ
「ライヴ情報を送って下さい」と連絡先を渡された。

少数ではあるが「伝わる」人もいるじゃないか。

先人たちの残した深イイ歌である。

日本人の琴線に触れるのは当然の事じゃないか?

「言葉が解らないから伝わらない」という理論だけでは
割り切れないことだってあるだろう。

とにかく、ワシはマイナーでもマニアックでもそっちの方を向いて
音楽をやっていきたい、と再確認したのであった。

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブログと直接の関係はありませんが・・・ (かえる)
2011-05-04 14:27:14
ライブのお知らせが更新されましたね。
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更新を (管理人)
2011-05-04 21:17:18
サボってました。すんません。
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ん・・・ (なぐ)
2011-05-04 23:02:40
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eat shit and die! ()
2011-05-04 23:56:02
こうゆう輩とは肥溜めに囲まれた土俵で相撲を取りたいですね。
飛び掛るも変化されちゃったりして?
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私も!! (あわなみ)
2011-05-05 10:58:46
八重山民謡これからも沢山唄いますよッ('◇')ゞ
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Unknown (BABY)
2011-05-05 13:17:23
頑張って!!
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namida (kotera)
2011-05-05 17:56:55
内緒ですが、昔 唄の意味も分からずに、中村瑞希さんの音圧に涙したことがある。

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何と言いますか (kabu)
2011-05-05 23:26:03
マブリがないんですね、その人。
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マルチレス (管理人)
2011-05-06 09:40:05
皆さまコメントありがとうございます。


なぐさん>




bちゃん>

貴兄のタイトル通りですわ。


あわなみさん>

一緒にマイナー業界を盛り上げていきましょうね。


BABY>

あ、ありがとうございます。
意外な人から励ましの言葉をもらって
少しびっくり。


koteraさん>

私も同様の経験あり、です。
師匠の歌う「十九の春」を伴奏していて
ライヴ中にもかかわらず涙が出そうに
なった事が何度かあります。


kabuちゃん>

魂がね。
音楽の成功者というより
金儲けの成功者だよな。
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