教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

國府田マリ子のおっかけをやって10余年が経過した

2009-10-11 00:01:07 | オタネタ全般
某所で漢のコピペを見つけたので転載したい。


> 國府田マリ子のおっかけをやって10余年が経過した
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1168982252/

1 :閉鎖まであと 6日と 14時間:2007/01/17(水) 06:17:32.61 ID:R7sJBQwH0
当時大学3年生だったオレはGS美神のおキヌちゃんをやってたマリ姉に出会い、
即効でファンになった。元々合コンや女の子とは縁のない生活だったが、
それからはマリ姉の為だけに生きてきたようなモンだ。
毎日マリ姉の歌を聴き、毎週ラジオも聴き、もちろんハガキも出しまくって
月3回必ず応援の手紙と詩を送った。イベントも全部行った。
全国ツアーで一緒に全国制覇したのも二度や三度じゃない。
ファンやって二年目、握手会で俺の名前を覚えてくれてた時には
嬉しくて本気で涙が出た。人生で最高の喜びだと有頂天になって、帰り道一人で吼えてた。
地元の役場の事務に就職した後も、それだけが楽しみで生きてきた。
他の事は考えようとしなかった。結婚も、彼女も、友達も、そんなのは関係ない、いらないと思ってた。
そして去年の9月。
信じられないものを目にした。「國府田マリ子結婚!!」
目を疑った。絶対ありえない、絶対ありえない。死んでもありえない。
・・・なんであんな男が。ふざけんな。どこがいいんだ。
マリ姉と釣り合わない、失礼だ。ふざけんな。ふざけんな。一週間仕事を休んだ。
失意の内に半年が経った。もうラジオも聴いてない。会員番号2ケタ前半のファンクラブも辞めた。
最近になってようやく、俺も自分の幸せを掴もう…そう思えるようになってきた。
だけど俺には何も残ってなかった。20代という多感な時期に何もしなかったんだ。当たり前だ。
マトモに他人と喋ったのはいつだっただろう。女の子とおしゃべりをしたのはいつだっただろう。
恋について、結婚について、そして人生について最後に考えたのはいつだったんだろう。
趣味も、特技も、人間性も、協調性も。何もありゃしない。
残ったのはブサイクで汚い30代の中身スッカラカンな男。それだけ。
こんなのが今更どうやって幸せ掴めってんだ。声優のおっかけは何も生み出さなかった。
それに今まで気づかなかった俺は最高にバカだ。
そして朝っぱらからこんなグチをネットでしかこぼせない俺は最高に惨めだ。
是非俺を笑ってくれ。蔑んでくれ。そして自分の人生をもう一度考えるキッカケにしてくれ…



(引用おわり)

当人が言うように、確かにふつうならば笑われそうだし蔑まされそうだ。

しかし!

そこは当blog、教団「二次元愛」を掲げる我輩のblogではそうはいかない。
せめてうちくらいは肯定的に解釈してやりたいと思う。



先のコピペを読んだとき、わたしがどう思ったか解るだろうか?

正直な話、わたしはちょっぴりうやらましいとさえ感じた。
わたしが何かモノを好きになることはしょっちゅうあるが、彼ほど人生を投げ打ってまで好きになったことは未だかつてないからだ。

ついでに言っておくが・・・
わたしの感覚では、アイドルや声優とはアニメのキャラクターと同様の「モノ」に近い性質のものであり、「人」のほうに近いとは言い難いと感じている。
わたしが人生を投げ打ってしまうほどに「人」を好きになるなんて目下のところありえそうにないので、そっちの可能性は検討辞退する。

そしてわたしは問いたい。
かつてあなたは1人の異性を好きになって、そして10年もの間それだけを楽しみに生きていた事があるだろうか?

まずありえないだろう。
結局は短期にくっついただの別れただのを繰り返し、上書き保存なり別名で保存なりをした今となっては頭の片隅にさえ存在しないかつての恋の話。
せいぜいそんなところだろう。

しかし彼は違う!

10年もの長きにわたり何の見返りも求めない愛を貫き通した。
握手会で名前を覚えていていれくれたという、たったそれだけの見返りで有頂天になるほど喜べる。
これさえあれば他の一切を必要ないと断言できた彼こそが真の漢であると、わたしはそう断言したい。

これを見て2つほど思い出したものがある。

その1つは「すべてを捨てて戦う男」というデビルマンの歌詞。
もう1つはうる覚えなのだが、女の子とデートするよりボクシングするほうが楽しいんだと断言したあしたのジョーのセリフ。
わたしは彼の行動はこれに通ずるものがあると感じたのだ。

彼は年老いたのち、若かりし頃の懐かしき日々を思い直してこう思うだろう。
「俺の20代は國府田マリ子と共にあった・・・」
と。
年老いてなお輝きを増す自分だけの大切な思い出、彼は既にそれを手に入れているのだ。

それに対して世間の一般人。
こいつらは彼と同じくらい強烈な自分だけの思い出があるだろうか。
何となく大学を卒業して何となく就職して何となく恋愛して、いつの間にか30代になっていた。そして
「俺の20代って何してたんだっけ・・・」
とでも思うのがせいぜいではなかろうか。

これをちょっぴりうらやましいと言わず何と言おう!

イエスキリストの寓話に
「いままで罪を犯したことのない者だけがこの女に石を投げても良い」
というものがある。
それと同じように、彼のことを蔑んでもよい者は彼以上に20代を全力で生きてきた類稀な人たちだけだと思うのだ。



これだけ持ち上げておいて何だが、実は彼には1つだけ敗因がある。
それは、2次元ではなく2.5次元である声優を愛したということだ。

2.5次元は2次元よりも3次元に近い。
だから2次元よりも実体化が進んでいるという良い面もあるが、残念なことに3次元の愚かなところも色濃く受け継いでいる。

ここで他人の趣味をとやかく言うつもりはない。
だが、彼があらかじめ我々と同等の2次元を愛する高みへと到達してさえいれば、彼の言うところの惨めさを感じることもなかったであろう。
わたしに言わせれば、この側面だけは当時大学生だった彼はまだまだアマチャンで修練が足らん男だったということだ。

声優とはいかなる概念のモノかという事に関しては以前考察したことがあるので、興味があったら以下を参照いただきたい。

> 2.5次元世界の住人たち
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/e/7f5d0d453a33ba6e3af043bc7d85cf20

彼はいま30代を半ば過ぎたところだろう。
いま何をしているのか知らんが、20代のときと同じく30代を全力で嬉々として生きていることを祈りたい。



あと、最近これに新たなコピペが追加されたようだ。
これが当人によるものかどうかは不明なのだが、一応それも転載したい。



6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/07/09(木) 00:17:08.40 ID:3+f+/7Ty0

その後俺は真剣に人生と向き合っていた。
一時の熱狂に身を任せてもろくな事にはならない。それが心の随に刻み込まれた。
冷静に、ひたすら冷静に、自分の人生の糧となるようなものを探したい。
もう空虚な毎日の中でただ時間が過ぎゆく事だけを考えて生きるのはごめんだ。
そんな俺に転機が訪れたのはあれから4年経ってからの話だ。
一人の女性と出会った。これが一目惚れってやつかな。もう彼女の事以外なにも考えられなくなった。
今後の俺の人生は全て彼女の為に使うと決めた。
今度こそ俺の人生は素晴しい輝きに満ちあふれたものになるだろう。
彼女はそう俺に確信させてくれたんだ。二度と同じ過ちは繰返さない。
愛してるよ、クギミー。



(原文はここで終わる)

註:
クギミーとは最近はやりの釘宮理恵という声優のこと。