もう少したつと、わたしが株に手をだしはじめて1年が立つ。
リーマンショックが起きるを予想するのはかなり辛いものがあるので、それは当たらなくてもしょうがないかもしれん。
さて、リーマンショック後からの自分の未来予測が当たったかどうかを振り返って検証してみたい。
[日本株]
もともとリーマンショック前から
「日経平均が8000円を割ったら株に手を出す」
と言っていた。
ホントにそうなる確率は5割以下だと思っていたが、いざなってみると
「まさかそうなるとは!」
という感じだ。
長期的に見れば割安水準にあると思った。
したがって日本株を買いに走る。
いつが底かは判断つかないので、1月あたりに買う額をだいたいで決めておき、半年以上~1年未満かけてちょいとづつ買うことにした。
長期的に見れば割安水準にあるという読みは当たった。
現在は10000円代を回復しているわけだ。
だが、こんなに早く10000円代に回復するとは思ってもいなかった。
もっと早めに買い積んでおいたほうが儲けが多かったことを意味する。
そういう意味では外れた要素もある。
[外国株]
日本語の決算短信を読むのもままならないくせに、英語で書かれた決算短信なんてそうカンタンに読めるはずもない。
だから外国株は今回はスルーした。
外国株にしておいたほうがパフォーマンスは良かったかもしれん。
日本株にしておいておいた現状は失敗ではなかったが、最適ではなかったかもしれん。
これは良いとも悪いとも言えんな。
[債権]
株が割安だと判断していたので、わざわざ株を買うための現金を回してまで債権を買い増す気は起こらなかった。
ちゃんと検証していないが、たぶん株を買ったほうがパフォーマンスは良かったと思う。
そういう意味では判断は当たっている。
予め持っていたヤバげな債権が評価損になってしまっていた。
これは今でも評価損になっている。
ただ、持っていなかったら買ってもいいかもと思えるほどの割安水準だったので、損きりで売っぱらって現金化するのはやめた。
だいぶ持ち直したのでその判断は当たっている。
ただ、予め持っていた債権を評価損でもいいから売っぱらい、それで株を買っていたほうが勝っていたかもしれん。
欲張りすぎかもしれんが、恐らく判断はベストではなかったろう。
[REIT]
J-REIT初の破綻がおきたニューシティーショック。
これより前は世間では
「J-REITは官の肝いりでできたものだから絶対潰れない」
という意見もあった。
これはインチキ臭いと思っていたのでしばらく様子見していた。
案の定、破綻するREITが出た。
この読みは当たった。
さてリーマンショック後。
こんどは反対側に極端な
「銀行の貸し渋りにより、ヘタしたらJ-REITは1つも残らないかもしれない」
という意見も出てきた。
これは間違いだと思った。
そうはいっても最悪で1/3くらい破綻するかもしれんと思った。
1/3くらいまで破綻するくらいなら絶対生き残れるうちのギリギリ下限の銘柄をいくつか買いに走った。
この読みは当たった。
おかげで東証REIT指数を上回る成果を上げることができた。
また、買った株のうちREITのウエイトを大きくしたのも正解だった。
だが、最悪で1/3くらい破綻するかもしれんという読みは外れている。
最初の1つ以外に破綻したものはない。
結果的にはもっとハイリスクなものを買ったほうがパフォーマンスが良かったわけだ。
まあそこまで言ったら欲張りすぎだよな。
[不動産株]
もともとREITは不動産株みたいなものなので、そもそもあまり不動産株を別途買うつもりは無かった。
超激安化した新興系の不動産会社はどこが潰れてもおかしくなさそうだったので手を出しづらかった。
逆に大手ではREITのほうがお買い得に見えたので買う気が失せた。
株価指数だけから見れば、当初思っていたほど不動産株は悲観的になる必要はなかった。
そういう意味では予測は外れた。
結果的にはどっちを買っていても同じくらいのパフォーマンスになっていたかもしれないという程度なので、こっちにしとけばよかったという意味で予測が外れたわけではない。
[銀行株]
アメリカみたいに毎週どっかの銀行が破綻するような状況とくらべて、日本は破綻する所が頻発するとも思えなかった。
この読みは当たったが、世間もそう思っていただろうから、あえて当たったというほどのこともない。
そういう意味では日本の銀行株は割安水準にありそうな気がすると思った。
ただ、どこがOKでどこがNGなのかまでを判断するには至らなかった。
そんな感じで十分検証しきれないものだから、かなりウエイトを下げつつ買ってみた。
その後、日本国内では破綻する銀行はたぶん出ていないんじゃないかな。
そういう意味では当たっている。
しかし、サブプライムローン関係の資産で大失敗した銀行がヤバいと判断して安値で大幅増資をした。
また亀井氏の発言で銀行株が大きく売られてしまい株価はかなり低迷している。
結果的にはほぼトントンにしかなっていない。
一般論としてはトントンだとハズレとは言えないのかもしれないが、このご時世でトントンだというのはハズレに等しい。
これは失敗の1つにカウントする。
まあ、あんまりたくさん買ってないからいいようなものの。
[ハイテク株]
景気が悪い状況はしばらく続きそうだと思った。
かなり円高も進んでしまったので、輸出産業であるハイテク株も苦戦を強いられるのは明白だった。
それに、大手電機メーカーなんてほとんどが成長のビジョンすら描けないような衰退の鮮明な状況になっている。
ついでに言うと、わたしの勤め先はこの業界なわけで、わたしの給料は日本のハイテク株のパフォーマンスに連動しやすいだろうと思われる。
だからあんまりウエイトを大きくするのも気が引ける。
したがってハイテク株はほんの少しだけしか買っていない。
しかしハイテク株の回復は早かった。
この予測は完全に外れた。
[ボロ株]
当blogでときどき「宝くじ」と呼んでいるアレだ。
潰れてもおかしくないような危なっかしい銘柄をほんの小額づつアレコレ買ってみて、後の急成長を楽しみに寝かせておくという作戦を決行。
これは道楽半分かな。
持っている中ではまだ倒産した銘柄は出てはいない。
だが上場廃止になったとか株価が半額以下になったとかのダメダメな銘柄、いわゆるハズレくじをいくつも引いた。
買った金額は少ないが比率でいうと何倍にもなったような、いわゆる当たりくじも引いた。
トータルでは勝っているが、日経平均と比べたら大きく勝っているとか大きく負けているとかいうほどのこともない。
だから読みは当たってもいないし外れてもいないくらいかな。
まあ、そもそもこいつらは心臓に悪いから、あんまりたくさん仕込むべきではないな。
[その他]
物流とかガラスとか、そういったセクターは馴染みが無いからホントわからんからなぁ・・・。
まあ、とあるセクターで1銘柄だけ買ってみたとか、そういうのもあるにはある。
とはいえ、予測の当たり外れを検証する前に、わたしでは予測すら難しいセクターがいくつもあった。
そういう意味では買わなくてもいいから予測くらい立てられるようになるべきだと、今さらもって反省。
結論:
一応はリーマンショック後からなら勝ち越している。
しかしあらためて検証してみると、自分の予測がドンピシャ当たったものも無いし、ハズレ予想もかなりあったわけで、結果的に運良く勝っているだけかもしれんという疑いを禁じえない。
まあおかげでだいぶいろんなことに詳しくなったわけではあるが。
リーマンショックが起きるを予想するのはかなり辛いものがあるので、それは当たらなくてもしょうがないかもしれん。
さて、リーマンショック後からの自分の未来予測が当たったかどうかを振り返って検証してみたい。
[日本株]
もともとリーマンショック前から
「日経平均が8000円を割ったら株に手を出す」
と言っていた。
ホントにそうなる確率は5割以下だと思っていたが、いざなってみると
「まさかそうなるとは!」
という感じだ。
長期的に見れば割安水準にあると思った。
したがって日本株を買いに走る。
いつが底かは判断つかないので、1月あたりに買う額をだいたいで決めておき、半年以上~1年未満かけてちょいとづつ買うことにした。
長期的に見れば割安水準にあるという読みは当たった。
現在は10000円代を回復しているわけだ。
だが、こんなに早く10000円代に回復するとは思ってもいなかった。
もっと早めに買い積んでおいたほうが儲けが多かったことを意味する。
そういう意味では外れた要素もある。
[外国株]
日本語の決算短信を読むのもままならないくせに、英語で書かれた決算短信なんてそうカンタンに読めるはずもない。
だから外国株は今回はスルーした。
外国株にしておいたほうがパフォーマンスは良かったかもしれん。
日本株にしておいておいた現状は失敗ではなかったが、最適ではなかったかもしれん。
これは良いとも悪いとも言えんな。
[債権]
株が割安だと判断していたので、わざわざ株を買うための現金を回してまで債権を買い増す気は起こらなかった。
ちゃんと検証していないが、たぶん株を買ったほうがパフォーマンスは良かったと思う。
そういう意味では判断は当たっている。
予め持っていたヤバげな債権が評価損になってしまっていた。
これは今でも評価損になっている。
ただ、持っていなかったら買ってもいいかもと思えるほどの割安水準だったので、損きりで売っぱらって現金化するのはやめた。
だいぶ持ち直したのでその判断は当たっている。
ただ、予め持っていた債権を評価損でもいいから売っぱらい、それで株を買っていたほうが勝っていたかもしれん。
欲張りすぎかもしれんが、恐らく判断はベストではなかったろう。
[REIT]
J-REIT初の破綻がおきたニューシティーショック。
これより前は世間では
「J-REITは官の肝いりでできたものだから絶対潰れない」
という意見もあった。
これはインチキ臭いと思っていたのでしばらく様子見していた。
案の定、破綻するREITが出た。
この読みは当たった。
さてリーマンショック後。
こんどは反対側に極端な
「銀行の貸し渋りにより、ヘタしたらJ-REITは1つも残らないかもしれない」
という意見も出てきた。
これは間違いだと思った。
そうはいっても最悪で1/3くらい破綻するかもしれんと思った。
1/3くらいまで破綻するくらいなら絶対生き残れるうちのギリギリ下限の銘柄をいくつか買いに走った。
この読みは当たった。
おかげで東証REIT指数を上回る成果を上げることができた。
また、買った株のうちREITのウエイトを大きくしたのも正解だった。
だが、最悪で1/3くらい破綻するかもしれんという読みは外れている。
最初の1つ以外に破綻したものはない。
結果的にはもっとハイリスクなものを買ったほうがパフォーマンスが良かったわけだ。
まあそこまで言ったら欲張りすぎだよな。
[不動産株]
もともとREITは不動産株みたいなものなので、そもそもあまり不動産株を別途買うつもりは無かった。
超激安化した新興系の不動産会社はどこが潰れてもおかしくなさそうだったので手を出しづらかった。
逆に大手ではREITのほうがお買い得に見えたので買う気が失せた。
株価指数だけから見れば、当初思っていたほど不動産株は悲観的になる必要はなかった。
そういう意味では予測は外れた。
結果的にはどっちを買っていても同じくらいのパフォーマンスになっていたかもしれないという程度なので、こっちにしとけばよかったという意味で予測が外れたわけではない。
[銀行株]
アメリカみたいに毎週どっかの銀行が破綻するような状況とくらべて、日本は破綻する所が頻発するとも思えなかった。
この読みは当たったが、世間もそう思っていただろうから、あえて当たったというほどのこともない。
そういう意味では日本の銀行株は割安水準にありそうな気がすると思った。
ただ、どこがOKでどこがNGなのかまでを判断するには至らなかった。
そんな感じで十分検証しきれないものだから、かなりウエイトを下げつつ買ってみた。
その後、日本国内では破綻する銀行はたぶん出ていないんじゃないかな。
そういう意味では当たっている。
しかし、サブプライムローン関係の資産で大失敗した銀行がヤバいと判断して安値で大幅増資をした。
また亀井氏の発言で銀行株が大きく売られてしまい株価はかなり低迷している。
結果的にはほぼトントンにしかなっていない。
一般論としてはトントンだとハズレとは言えないのかもしれないが、このご時世でトントンだというのはハズレに等しい。
これは失敗の1つにカウントする。
まあ、あんまりたくさん買ってないからいいようなものの。
[ハイテク株]
景気が悪い状況はしばらく続きそうだと思った。
かなり円高も進んでしまったので、輸出産業であるハイテク株も苦戦を強いられるのは明白だった。
それに、大手電機メーカーなんてほとんどが成長のビジョンすら描けないような衰退の鮮明な状況になっている。
ついでに言うと、わたしの勤め先はこの業界なわけで、わたしの給料は日本のハイテク株のパフォーマンスに連動しやすいだろうと思われる。
だからあんまりウエイトを大きくするのも気が引ける。
したがってハイテク株はほんの少しだけしか買っていない。
しかしハイテク株の回復は早かった。
この予測は完全に外れた。
[ボロ株]
当blogでときどき「宝くじ」と呼んでいるアレだ。
潰れてもおかしくないような危なっかしい銘柄をほんの小額づつアレコレ買ってみて、後の急成長を楽しみに寝かせておくという作戦を決行。
これは道楽半分かな。
持っている中ではまだ倒産した銘柄は出てはいない。
だが上場廃止になったとか株価が半額以下になったとかのダメダメな銘柄、いわゆるハズレくじをいくつも引いた。
買った金額は少ないが比率でいうと何倍にもなったような、いわゆる当たりくじも引いた。
トータルでは勝っているが、日経平均と比べたら大きく勝っているとか大きく負けているとかいうほどのこともない。
だから読みは当たってもいないし外れてもいないくらいかな。
まあ、そもそもこいつらは心臓に悪いから、あんまりたくさん仕込むべきではないな。
[その他]
物流とかガラスとか、そういったセクターは馴染みが無いからホントわからんからなぁ・・・。
まあ、とあるセクターで1銘柄だけ買ってみたとか、そういうのもあるにはある。
とはいえ、予測の当たり外れを検証する前に、わたしでは予測すら難しいセクターがいくつもあった。
そういう意味では買わなくてもいいから予測くらい立てられるようになるべきだと、今さらもって反省。
結論:
一応はリーマンショック後からなら勝ち越している。
しかしあらためて検証してみると、自分の予測がドンピシャ当たったものも無いし、ハズレ予想もかなりあったわけで、結果的に運良く勝っているだけかもしれんという疑いを禁じえない。
まあおかげでだいぶいろんなことに詳しくなったわけではあるが。