皆が知っているのに皆が無視していること

いま、皆が知っているのに皆が無視していることがある。

アメリカの連邦債務の上限引き上げ法案が通らないことである。

知らない人はこれだけだと意味がわからないかもしれない。
これはようするにどうういうことかというと、アメリカで与党と野党がモメていて法案が通らないという単にそれだけの理由で、アメリカの国債が債務不履行になるかもしれんという話である。
知ってる人なら知ってることだが、いつもＴＶのニュースしか見てないなら知らない人も多いに違いない。

そんなバカな！？

誰もがそう思う。
半年くらい前からたまにニュースのネタにはなっていたが、本気にはしていないかった。
けど、そうこうしているうちにタイムリミットまで１ヶ月切ってしまったのだ。

米国債がデフォルトしたらどうなるのか？

けんとうもつかないようなとんでもないことになりそうなことはたしかだが、何がおきるのかはさっぱり予想もつかない。
まあ、世界経済には大ダメージなのは間違いなかろう。

確率はそれなりに低いとは思われるが、あと１ヶ月弱でとんでもないことが起きるとしたら・・・

そんなリスクは織り込めているのか？

世間ではそんな様子は全くないんだよな。
市場を見る限りにおいては、ほぼ全員がデフォルトしないと確信しているようにしか思えないが、そんなんでいいんだろうか。
ほんと、どうすんだろ・・・。

そういえば短期の米国債のCDSが長期モノとほぼイコールな値段まで上がったらしいというのはどっかで見たんだが。
タイムリミットの数日前くらいになったら、ディープアウトオブザマネーかつ短期の日経225プットオプションでも買ってみようかな。
もっとアグレッシブにやりたいヤツなら米国長期国債先物CFDの売りだ。
当たる確率も期待利益も万馬券なみだぜ、これ（笑）。



で。
わたしは今どうしたかというと。

ARMなどの景気敏感株を中心に株のポジションを半分以上現金化して閉じておいた。
そんな（低確率だが特大な）リスクを負ってまで、いま株式投資をやるべきもんだろうかと思ったんだ。

ほんと、頼みますぜ・・・。