利休忌報恩茶会へ行ってきました。
千利休の四百十八年目のご命日法要のお茶会です。
先ずは、利休居士の姿が描かれたお軸と具足・献茶がしつらえられたお床を拝見し、薄茶二席・立礼席・七事式の四席まわりました。
美術品のような立派なお道具や、お家元の十三参りの記念に3個だけ作られたという貴重な蓋置など、目の保養になりました。
七事式は、三友ノ式と且座ノ式でした。
三友は「花」「香」「茶」、且座は「花」「炭」「香」「濃茶」「薄茶」が入ります。
花月しかしたことがないわたしには、かなり難しく上級編に感じました。
お香は七事式でしか登場しないというのに、茶人はこのために香道の嗜みがなくてはいけないのですね・・・
会場の東京美術倶楽部は、忙しない日常をしばし忘れさせてもらえるような空間でした。