笑顔浴

優しい時間

天に任せる

2010年03月14日 | Weblog
参加しても今は集中できないと判断し、
参加費がもったいなーい!と残念がりながら
金曜日の夜も土曜日の午後もそれぞれの研修会を欠席し
たまりにたまった作業を(ちぎっては投げ&ちぎっては投げ)片付けております。

ようやくゴールが見えてきたので作業を中断し、
今日は午前中に「こころの健康フォーラム」で山本昌知先生(こらーる岡山)の
ご講演「精神障害者のねがい」を拝聴してきました。
精神科医の立場からのお話に加え、お人柄がにじむあったかいお話でした。
たくさん「なるほど!」をいただきました。


精神的に落ち込んだり、へとへとにまいってしまう時って、
他人からの悪い評価を気にしている時に多いものです。
直接本人に確認していないのに「絶対嫌われた」とか「無能だと思われた」とか
「みんなで私を無視している」「笑いものにしている」等の被害妄想で苦しむことは
程度の差こそあれ、
病気の有無にかかわらず誰にでもあるんじゃないかしら?

そんな時の山本先生のアドバイスは
「人の気持ちをいちいち想像せず、
かといって無視せず、
全部、天に任せなさい」

相手がどんな気持ちになるかを天任せにして、
私は私の気持ちに正直に、優しく生きればよいのです。
それで、その人と別れても、次に新しい出会いが待っていますから。


ある患者さんの話・・・
幻聴や妄想を比叡山に行ってお坊さんに話したら
「そうですか」「それで」と40分間 聞いてくださった。
家に帰ってその話をすると、幻聴・妄想に家族が驚いて病院に連れて行った。
病院のドクターは症状が悪化したと判断して薬を増量した。

患者さんは、それからも比叡山に通って話を聞いてもらった。
だんだん調子がよくなって回復してきた。
家族も医者も、薬がきいたと思っているけど、
本当はお坊さんのおかげだったと患者さんは告白したそうな。

入院を繰り返す患者と入院しない患者の違いは
家族や友人や作業所やその他の仲間による情緒サポートネットワークの違いだとか。


講演の後で「人形劇による統合失調症講座」を観てきました。
ウサチャン、トンちゃん、かえるのイケメン先生、そして
統合失調症の患者さんが4名登場して
体験談を聞かせてくれたり、会場の質問に答えてくれるのも
主催が社会福祉法人ならではの興味深いものでした。

「どう接したらいいかわからない」という質問に対して
「統合失調症でも、普通に接してもらって大丈夫です」
というコメントを返しておいででした。
特別に気をつけることがないと聞き、安心できました。
私の肩に力が入っていたのかもしれません。

「ビタミンC」などと言わずに食べたまえ。
 みかんはみかん、りんごはりんご。

「●●病」などと言わずに付き合いたまえ。
 A君はA君、BさんはBさん。

 山本先生の最後のお話が甦ってきました。



PS:
バザー会場の芝生で餅つきが行われ、
つきたてのお餅は2個入り150円で販売されました。
スゴーく美味しかったです。


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