B.LET'S 

「滝本Bログ」滝本祥生のブログです。B.LET'SのHP→http://blets.jimdo.com/

今日から初日

2009-02-27 10:55:24 | Weblog

朝から雨が降り続いているけれど。
家から一歩も出ないつもりでいる私にとっては好都合だ。
目前に迫った、次回公演の稽古初日に向けて、
このところ家にこもってずっと台本を書いている。……が、進まない。
明日は今日から初日を迎える「ひまわり海に咲いた」を見に行くので、
何としても今日中にある程度のメドをつけなければ。

しかし、今日は茜PRESENTSの本番初日。
本番の始まる夕方までには、この雨は上がってほしい。

茜PRESENTSの「ひまわり海に咲いた」は今日から三日間の上演です。
茜さんと何度も書き直した台本は、
役者さんたちの手によって、熱のこもったお芝居になっています。
皆様、是非劇場まで足をお運びください!


稽古場

2009-02-17 11:09:27 | Weblog

先日、10日ぶりに茜PRESENTSの「ひまわり海に咲いた」の稽古場
お邪魔してきた。
皆さん、稽古初日から休みなく稽古をされているそうで、
見違えるようにチームワークが良くなっていて、
演出の篠原さんに見守られる様に、ノビノビ、イキイキと演技されていた。
稽古場は女性が多く華やかだ。

初演の時は約一時間半ほどのお芝居だったと思うが、一時間五十分程の長さになっていて、
書き直した時に増やしたシーンもあるけれど、
同じ台本でも演出によって違うものなのだなあ、と感心した。
そして、今回のプロデューサーでもあり、女優でもある茜さんのバイタリティー。
一番セリフ量も多く、出番も多い彼女が一番に台本を離し、
衣装や小道具、チケットのことまで様々な相談に乗っていた。
そういう気持ちが他の出演者にも伝わっているのだと思う。

二週間後の本番が楽しみになった。
イヤ、その時は二週間後だったけど、もう今日は本番十日前。
2/27~MAKOTOシアター銀座です。
興味のある方は是非、劇場に足をお運びください。


しかし私も、もう稽古場にお邪魔している場合ではない。

四月の公演の出演者、詳細がようやく決まり、稽古までに台本を書かなければならない。
先日、出演する大林さんと前半の十ページほどの読み合わせを行った。
読み終わって少しホッとしている私に、
「で、これからどうなるの? ほんと書いてくれないと、覚えなくちゃならないから」
と、大林さんはさっぱり言った。
いつも出演者は少ないけれども今回も4人。一人あたりのセリフ量が多い。
とにかく書かなくては。
でも、台本を待っててくれる役者さんがいるなんて嬉しいことだ。
と、そんな呑気な事を言っている場合ではなく、とにかく書かなくては。


朝から

2009-02-14 10:29:57 | Weblog
私はとにかく優柔不断で、
何かを決めることがとても苦手だ。

たとえば手土産ひとつとっても、あっちの店やこっちの店を行き来して決まらず、
約束の時間に遅れ、迷惑をかけて落ち込む。
台本を書いていても、昨日一日かけて書いたことを今日は変えてしまう。
これは無駄なことではないけれど、やっぱり昨日の一日と残り時間を思って後悔する。
このブログひとつとっても「が」がいいか、「で」がいいかで迷っている。

でも時々は迷わないことがあって、それはそうするしかない時だけど、
その時は後悔しない。
……イヤ、するけど、しない様にする。
その時は、そういう結果を出して行くしかない。
何度決定しても、決定した途端また迷い出してしまう性格なのだけど、
決めるまでにさんざん悩んだ時間と、決めた時の直感を信じるしかない。
そして、やっぱり後悔しない結果を出せるように頑張るしかないのだと思う。

まったく。朝からいったい何を言ってるんだろう……
まずは今日一日ですね。


頭がいっぱい

2009-02-10 20:27:05 | Weblog
四月に次回公演を予定しているので、今はそのことで頭がいっぱい。
いろいろ途中になっているものもあるが、後回しにさせてもらった。

劇場もスタッフさんも役者さんも、ほとんど知り合いがいないので、
様々なつてをたどって、さらに知り合いを紹介してもらう。
ひとつ問題が解決すればまた次の問題が、
それから台本も書いているので、この時期は心細くって仕方がない。

先日、現実逃避に「マンマ・ミーア!」という映画を見に行ったら、
楽しいはずのミュージカル映画に、二時間泣き通しだった。
ストーリーというより、ただ人が歌い踊る姿に感動している自分に我ながら呆れ、
「チョーウケル、泣くところ一つもなかったよね」
と話し合う女子高生の後ろで隠れるように涙を拭った。

そんな私の最近の癒しは、派遣先の職場の新任店長だ。
新年から新しく赴任してきた女性店長は、新婚ホヤホヤの24歳。
結婚後ホームシックで、千葉の実家に帰りたくて仕方がないそうだ。
「旦那さんはどんな人?」と聞くと、「ヤクザですよ」と言っていた。
意味がわからない。
先日、そんな旦那さんの為に晩御飯の餃子を、
手作りにしようか、買って帰るか、どっちがいいかと尋ねられた。
そんなもの私は知らない…
しかし、「きのう寝る前から悩んでいるんです」と眉をひそめる姿がなんとも可愛らしくて、
「手作りがいいと思う」と一応答えておいた。こんな奥さんなら私も欲しい。
さまざまな悩みを抱えながらも、仕事は一生懸命。
そんな彼女に、密かに癒されている。

茜PRESENTSの皆さん

2009-02-04 02:05:13 | Weblog

役者さんが三人足りないけれど、中央は演出の篠原さんで、その左が茜さん。
稽古中の茜PRESENTSの皆さん。

今日は二月末の公演「ひまわり海に咲いた」の稽古を見に行って来た。
自分の知らないところで自分の芝居が稽古されているのはとても不思議で、嬉しい。
……しかし、どうでもいいけど稽古場へお邪魔するのに差し入れを買って行ったら
途中に寄った銀行に置き忘れて来てしまった。
私はこういうことを凄く良くやる……悔しい。

さておき稽古は今日で三日目。
初めて共演される方も多いので、役者同士、芝居中のセリフ上では親しいのに、
芝居が終わると恐縮しあわれる姿がなんだか面白い。

次の台本のことで一日中モヤモヤしていたので
いい刺激になったし、私も早く稽古が出来るくらい台本を書かなければ。

コミュニケーションも芝居もまだまだこれからだろうけど、
イイ感じの皆さんばかりで、本番が楽しみです。


椅子

2009-02-01 22:43:59 | Weblog
先日まで書いていたドラマプロットにメドがつき、
最近は次回公演のアイディアを考える毎日。

相変わらずなかなか進まず、眠気覚ましに回転椅子に座りクルクル回っていたら、
酔って気分が悪くなった。……何をやってんだろう。
ストーリーもタイトルも迷っている時間は無いのに、
優柔不断な私は、いつも様々なことを決めては二転三転させてしまう。

去年のカフェ公演以来、大学の知人と会うことが多くなった。
その中には、私が十数年前、一番初めに劇団を立ち上げ
大失敗した時の公演に参加してくれた友人達もいて、
私はその人たちの顔を見るなり、「あの時はすみませんでした!」と謝った。

なにも謝ろうと思っていたわけじゃなく、顔を見るとつい謝ってしまった。
みな一様に、「あれがあったから今があるんだから」とか、
「全然気にしてない」とか言ってくれた。

確かに彼らは気にしてないかもしれないし、きっと今さら謝る必要なんて無いのかもしれない。
けれど私はずっと責任を感じていたし、謝れてなんだかスッキリした。
私にとっては、十年前の心残りが少し解決されることが一番重要なことだった。

十年……物事が解決するのに、長い時間なのだろうか、短い時間なのだろうか?

その間に心残りはまた、どんどん増えていって、
いちいちそれを数える時間も、解決している時間もなくて、
それでも出来ることと言えばやっぱり、目の前にある、
これからのことをキチンとやっていくしかないのだと思う。

だからとにかく今は次回公演のことを考えるしかないし、
回転椅子に酔ってる場合では無い。

顎なのか歯なのか

2009-01-26 00:41:33 | Weblog
顎が痛いと思っていたら、歯が痛いような感じになって来た。
気をつけて、毎日丁寧に歯磨きしてきたのに。
歯医者はやたら多いのに、行きつけの歯医者さんが無いので困る。
もう少しの間、顎が痛いのだと思い込むことにしよう。
それはそれで困るけど……。

最近の私は相変わらずプロットを書いていて、なかなか進まない。
でも、これが終わらないと次回公演の台本が書けない。

放送作家をされている大学の後輩に会って、
「ドラマのプロットってどうすれば書けるんですか?」と聞かれた。

どうすれば書けるかなんて私が教えて欲しい、しかも相手はプロ、
しかし私にも先輩としての意地がある。
「気持ち…!」
思わず、そう答えてしまった。
後輩はそれで納得したのか呆れたのか、
それ以上、何も聞かれなかった。
助かった。

後輩に言った通り、気持ちの籠ったプロットを、
がんばって書かなくては。



旅一座

2009-01-24 20:52:32 | Weblog
二月の終りに「ひまわり海に咲いた」の上演を企画された
茜小雪さんは、旅公演の一座の役者さんだ。
今も雪深い石川県のとある町に、一ヶ月間滞在し公演されている。
雪が積もって、ものすごーく寒いらしい。

毎日本番が二回、毎回演目が違うため、昼公演の後に夜公演に向けての稽古。
夜公演が終われば次の日の昼公演の稽古。
台本はなく、演出に口頭で言われるセリフと動きをその場で覚えるそうだ。

電話がかかってくる時は、いつも深夜の一時頃で、
決まって「今、稽古が終ったんです」と言っているし、
劇団員と劇場で寝食を共にし、プライベートも殆ど無し、
そんな生活を十年以上続けているそうだ。

「どうして旅一座の役者に?」と聞くと、
お芝居がしたくて、たまたま見た雑誌に載っていたのがその劇団の広告で、
たまたま電話して、旅公演に付いて行き、帰ってきてまた旅に出て、今に至るらしい。
あまりに過酷そうで、疲れきっていて、
「青春時代なのに……!?」と、訳のわからないことを言ってしまった。

いつもは時代劇ばかり。十年たってふと立ち止まり、
「本当にやりたかったお芝居ってどんなだろう」と考えて、
この企画を思いつき、知り合いをつてに私を紹介されたそうだ。
すでに了承済みだし、今さら言っても仕方無いけど、一応何度も確認した、
「本当に私でいいんですか?」って。

それでも、茜さんは「お芝居大好き」とまぶしいほどに言っていて、
娯楽の無い雪深い田舎町の冬に決まってやってくる一座を、
心待ちにしてくれるお客様は、本当に嬉しそうにお芝居を見て下さり、
やりがいを感じるそうだ。
そんな青春時代ってきっと他には無いだろう。

プロデュース公演の大変さは私も少しはわかるけど、
短い期間で、全員の呼吸が合う様に、
そのお手伝いが出来る本に、なっていて欲しいと思っている。
前売り券発売中です。




















前売り開始

2009-01-07 10:57:52 | Weblog

2004年に京都で上演した「ひまわり海に咲いた」が、
茜小雪(アカネコユキ)さんという女優さんのプロデュースのもと
再演されることとなりました。

茜PRESENTS「ひまわり海に咲いた 作:滝本祥生
 
演出:篠原明夫
出演:茜 小雪、藤田 心、千賀亜希子、石川理恵、他
日時:2/27(金)19時 ・ 2/28(土)14時、19時 ・ 3/1(日)14時 開演 (30分前開場)
場所:誠シアター銀座(東京都中央区京橋3-3-2)
   JR東京駅、有楽町駅より、徒歩7分     
料金:¥2000          

2009/1/7(水) 本日より前売り開始 誠シアター tel 03-3548-9007

茜さんという女優さんと知り合ったことがきっかけで始まった企画ですが、
少しだけお手伝いさせてもらうつもりが、気付けばすっかり親身になっていて、
でも、ほとんど書き直しが終わった今となっては、期待と不安のもと
稽古開始と本番を待つばかりです。

今回は演出をしないのでどんな風になるかはわかりませんが、
私自身思い出深い作品で、たくさんの皆様のご協力のもと初めて書いた長編のお芝居で、
たくさんの皆様のご協力のもと上演し、
それが初めて他の方の手によって演出、上演されるのは
何だか不思議で、とてもありがたいと思います。

本日前売り開始、よろしくお願いいたします。