別に歴史の話ではなく、
たまたま新聞でこの文字を見て、ちょっと思い出しただけなのですが、
学生時代、日本史にあまり興味を持っていなかった私も、
「薩長同盟」についての授業に時は、いつも身が引き締まる思いがした。
私の名前は「さちお」と言うので、先生が「薩長、薩長」と連呼するたび、
自分の名前を呼ばれている様な気がしたからだ。
「京都で薩長が同盟を結び……」
などと言われると、自意識過剰とは解りつつも、
どうも落ち着かなかった。
高校二年生の時だった。
また、「さちお」は「社長」とも発音が似ている。
子供の頃、セールスの電話に出て困ったことがあった。
「もしもし、社長さんいらっしゃいますか?」
「……はい」
「あの、社長さんはいらっしゃいますか?」
「わたしですけど」
「だから社長さんは……」
「わたしです」
こんなやりとりが続き、私が最後まで「社長は自分だ」と言い張るので
結局相手が折れる形で電話を切った。
小学校二年生の時だった。
今から思うと、子供の割に大胆なセールス撃退法だったかもしれない。
名前には、つい自意識過剰になりがちです。
と、そんなことをちょっと思い出しただけなんですけど。
たまたま新聞でこの文字を見て、ちょっと思い出しただけなのですが、
学生時代、日本史にあまり興味を持っていなかった私も、
「薩長同盟」についての授業に時は、いつも身が引き締まる思いがした。
私の名前は「さちお」と言うので、先生が「薩長、薩長」と連呼するたび、
自分の名前を呼ばれている様な気がしたからだ。
「京都で薩長が同盟を結び……」
などと言われると、自意識過剰とは解りつつも、
どうも落ち着かなかった。
高校二年生の時だった。
また、「さちお」は「社長」とも発音が似ている。
子供の頃、セールスの電話に出て困ったことがあった。
「もしもし、社長さんいらっしゃいますか?」
「……はい」
「あの、社長さんはいらっしゃいますか?」
「わたしですけど」
「だから社長さんは……」
「わたしです」
こんなやりとりが続き、私が最後まで「社長は自分だ」と言い張るので
結局相手が折れる形で電話を切った。
小学校二年生の時だった。
今から思うと、子供の割に大胆なセールス撃退法だったかもしれない。
名前には、つい自意識過剰になりがちです。
と、そんなことをちょっと思い出しただけなんですけど。