月いちリーディングが終わりました。→こちら
劇作家協会関係者の皆さま、俳優の皆さま、会場に足をお運びくださった皆さま、本当にありがとうございました。
もともと、自分の気持ちに正直に伝えるのが苦手で、あからさまに内弁慶の私が、大勢のみなさんの前で自分の書いた物についてハッキリと主張できるはずもなく。今はまだ混乱し、少しホッとして、少し自己嫌悪になっているような状態です。
きちんと意思を持って書いたはずなのに説明ができず、書いたときから時間も経っているので忘れていたり、いろんな方の意見を受け止めきれず、頭が真っ白になって自分がペラペラになっていくのがわかりました(笑)
(笑)とか言っている場合ではなく、あんな時にも相変わらずヘラヘラ笑っていることしかできなくて、情けない気持ちになっていると、それを察してか褒めてくださる方もいてくださって。「ラブレターよ」と帰りぎわに感想を手渡していただいたり、勇気を出して発言されている事が伝わってきたり。
自分の書いた物について、あんなに沢山のご意見をいただけたこと、本当にありがたく貴重な機会だったとおもいます。
二次会でもいろんなお話しが出来て嬉しかったです。
俳優さんとの読みあわせの時に、「いい意味で俳優に負荷がかかる芝居ですね、体調崩した役者はいませんでしたか?」と言っていただいて、そういえば初演時に「稽古していると息が出来なくなる…」と言っていた俳優さんがおられたことを思い出し、その時、私は確か「息をしてください」と答えたと思うのですが(すみません…)、改めて初演時の俳優さんたちに感謝する気持ちになりました。
もともと気の強い方ではありませんので、ブラッシュアップの場だと承知しつつも、何度かは打ちひしがれた気持ちになって、そんな時は会場に来ている知り合いの顔を探しては心を振るいたたせておりました。初演も今回のリーディングも見てくれたライターの友人が、終わった後に私の耳元で「わかりました」と力強く呟いて、何がわかったのかと頼もしく、心強く思いました。
その後も皆さんから励ましや感想のメールをいただいて。月並みですが感謝と感動の気持ちで、心がいっぱいになりました。
リライトに取りかかるにはまだまだ整理できないことばかりなので、少し時間を置いて、今は次回公演に向けての台本を書いて行こうと思います。
先日、次回公演の事前打ち合わせの為に、B.LET’SとTOKYOハンバーグの劇団員で集まったのですが、その時に演出の大西さんが、私のことを「強い」とかその様なことを言われ、なんでそんなことを言われたのかは分かりませんが、もちろん全く強くなんてなく、この年になっても生きていくのが怖い怖いと駄々をこねてばかりいて、でももし外見的に強く見えるのならば、両親が丈夫な体をくれたことと、グチを聞いてくれたりそれを叱ってくれる周りの皆さまがいてくださるからだなあと、今回のリーディングを通して改めて考えています。
もうすぐ次回公演の顔合わせ、がんばらないと。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
2015年5月27日~6月1日
TOKYOハンバーグ+B.LET’S合同公演
劇作/滝本祥生 ・ 演出/大西弘記
会場:八幡山ワーサルシアター