B.LET'S 

「滝本Bログ」滝本祥生のブログです。B.LET'SのHP→http://blets.jimdo.com/

稽古が進んでいます。「恋愛シネマ」

2020-01-21 00:30:00 | 日記
朗読劇「恋愛シネマ」の稽古が進んでいます。
ダブルキャストなので、AチームとBチームと、それぞれの個性が楽しめます。

前にも書きましたが、今回の作品は初めての朗読劇用の物語で、話は往復書簡で進んでいきます。
登場人物が会話するのではなく、心の声を読むことになるので、演じる俳優の個性がセリフを話すより出るのではないかと、稽古を見ながら思っています。

同じ物語なのに、違うことが面白く、



叶うならAとBの両方を見てもらいたいというのが本音です。俳優さんたち皆さんとてもステキなので。

昨日、ほぼ台本の書き直しが終わりました。
男女2人の朗読劇があれば、また再演もしやすいかもと、ある種現実的な動機で書き始めた物語でしたが、思いの外ピュアなラブストーリーができて気に入っています。




私は人並みに映画が好きで、演劇や脚本などを始める前からよく見ていました。

劇団員でBチームのキャストの大田さんは、いわゆる映画オタクと言えるほどの映画好きで、映画のことを聞くとかなりマニアックな話が始まるのですが、私はそれほどではないただの映画好きです。

最も印象深い映画は…と考えたところ、すぐに思いついたのが「ロードトゥパーディション」でした。

面白かったかどうかというよりも、とても孤独な気持ちだった時に、行く宛がなくてフラリと入った映画館で上映されていました。

正直、ストーリーも何も覚えていません。
ギャング映画ということ、トム・ハンクスが出ていたこと以外は。
一応スクリーンを見ていましたが、その時の私には、とても映画を見る余裕はありませんでした。そんな気持ちを思い出してしまいそうで、DVDでも見直していませんが、当時は映画に救われた様な気持ちになったので印象深いのです。
行く場所が思いつかなかった私にとって、映画館は唯一の居場所の様に感じました。
映画をやっている間はここにいていいんだなと安心していられたからです。 

改めて調べると、すごくいいキャスト、映画.comの評価を今見たら⭐︎が3.4で、面白そうです。
でも二度と見たくはない、とても思い出深い大切な映画です。



そんな風に、映画にはそれ自身の物語とは別に、見た人の思い出があると思います。
好きな映画や、その映画を見たときの自分のことを思い出しながら、今回の朗読劇を見てもらえたら嬉しいです。

映画を全く見ない方も、普通に楽しめる内容になっていますので、安心してお越しください。
お待ちしております。