紫陽花と梅の実の季節です。
先日上演した「シンデレラ・リンク」のタイトルについて。
あの作品の最初のタイトルは、「シンデレラのつづき」だった。
これは、プロット上の仮タイトルのつもりだったので、これじゃさすがにちょっと…と思い、再度付けたのが「シンデレラじゃない」だった。
「シンデレラじゃない!」と、「!」を付けるかどうかで迷ったりもした。
短編だし気楽な感じでいいかなと。
もうこれで行こうと思っていた。
正直、体力的に疲れていた。
だけど情報解禁の直前に、俳優陣からタイトルが良くないんじゃないかと意見をもらって。
疲れていた私は「えー、もういいのでは?」 と思いつつ、だけど悔しい気持ちもあり、イヤイヤながらもう一度考え始めた。
たぶん自分でも、きちんと考えていなかったことをわかっていたのだと思う。
で、落ち着いたのが「シンデレラ・リンク」だった。
今、私はこのタイトルを気に入っていて、あの時に考え直すチャンスをもらえたことに感謝している。
疲れきった頭で考え直すことはとても苦しかったけれど、それでも「イマイチなんじゃないか」とちゃんと言ってくれる人と、また、疲れている私を励ましてくれる人と、一緒に活動できてよかったと思う。
あと、タイトルはとっても大事だということも。短編でももちろん。
そんなことは分かりきっているはずなのに、疲れているとラクな方に逃げたくなる。
言い訳ができるからだな。
忘れないようにしないと。
こちらから見られます。
「シンデレラ・リンク」