KKKをぶっ飛ばせ！

土曜日、伏見ミリオン座で映画を２本観た後に、センチェリーシネマに移動し、
もう１本映画を観ました。観たのは「KKKをぶっ飛ばせ！」です。
最初、スプラッター系のホラーかなと思いましたが、実際にあった事件を基にした
映画と言うので観ることに。まあ事件の性質上、グロイシーンはありそうだと覚悟。
スターリー重視なのか、グロさ重視なのか、わからないので不安ではあった。


内容は、白人至上主義団体「KKK（クー・クラックス・クラン）」に復讐する黒人の姉弟の姿を、
凄惨なバイオレンス描写満載で描いたリベンジホラー。1971年のアメリカ・テネシー州。
無実の罪で投獄されていたブランドンは脱走し、姉のアンジェラに助けを求める。アンジェラは
兄のクラレンスとともにブランドンのもとに駆け付け、彼を郊外の廃牧場にかくまう。しかし、
その地域は白人至上主義団体「KKK」が活発に活動しており、特に黒人を捕らえてはその肉を
食べることを趣味とする、異常な一派の拠点になっていた。3人は捕らわれてしまい、クラレンスが
食われてしまう。監視の隙をつき、監禁されているアンジェラを救出することに成功したブランドンは、
姉とともに復讐を開始する。


ホラーとして観るなら、思ったよりもグロい感じでない。もちろんグロいシーンはあるのだが。
スプラッターとかグロいホラーが好きな人が、そのつもりで観ると物足りないだろう。しかし、
そんなん好きじゃなくて、ただストーリーが気になって見に来た人には過激な気持ち悪いシーン
満載といった印象かも。自分もグロい系は得意ではないので、これくらいなら今までの経験値で
乗り切れる程度だったので、ちょうど良かった。たった50年前にこんな団体があったのかと恐ろしい
です。白人至上主義から食べるとことまでいくのかと。そこは、狂ってる。なんかこういう人食ってる
集団とかポチポチ昔はいたから怖いねえ。KKKを全滅と言っても、その場にいた奴らを全滅ってこと
なんだね。生き残った2人が装備整えて、KKK本部に殲滅に行くのかと思ってたので、脱出劇のほうかって
感じでした。こっちは、なんか、もっとうまく戦えたような気もするって感じがしてしまう戦い方。
素人なんでと言われればそうなのかもしれないが、痛快な復讐劇を期待してる身にはイライラ感もあったり。
まあ、脱出できるのはわかっているのだが、全滅できてホッとしてお終い。思ったよりホラーじゃなくて、
ストーリーで良かったって感じ。グロいホラーが好きな人には物足りないと思うので、お勧めしません。


全般ランキング