土曜日、BAND-MAIDのライブ前にセンチェリーシネマで2本映画を観ました。
最初に観た映画は、「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」です。音楽モノの
ドキュメンタリー映画ということで、これは観るしかありません。クラシックには疎いですが、
予告を観る限り、若くて、エネルギッシュで、型破りそうな感じの指揮者なので、楽しみです。
それにしてもセンチェリーシネマの入っているパルコ東館に、ポケモンセンターが来たおかげで、
エレベーターが1基、ポケモンセンターのある2階どまりなって不便。下層階に行く人は、
エスカレーター使って欲しいくらいだ。
内容は、ベネズエラ出身の世界的指揮者グスターボ・ドゥダメルの栄光と苦悩、
そして挑戦に密着したドキュメンタリー。
1981年にベネズエラで生まれ、10代の頃から天才指揮者として巨匠たちの薫陶を受けてきたドゥダメル。
1981年にベネズエラで生まれ、10代の頃から天才指揮者として巨匠たちの薫陶を受けてきたドゥダメル。
2009年には弱冠28歳にして名門ロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督に就任し、
「TIME」誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選出。母国の若手音楽家からなる
シモン・ボリバル・ユースオーケストラを率いた演奏動画のブレイクや、2016年スーパーボウルの
ハーフタイムショウへの出演など、ジャンルの枠を超えて活躍を続けてきた。しかし本作撮影中の
2017年、ベネズエラの反政府デモに参加した若き音楽家が殺害された事態を受け、ドゥダメルは
現マドゥロ政権への訴えをニューヨーク・タイムズ紙に展開。大統領府と対立したことで
シモン・ボリバル・ユースオーケストラとのツアーは中止に追い込まれ、祖国へ足を
踏み入れることすら禁じられてしまう。
祖国の若者たちと交わした「いつか必ずまた指揮をしに行く」という約束を胸に、世界各地で
祖国の若者たちと交わした「いつか必ずまた指揮をしに行く」という約束を胸に、世界各地で
挑戦を続けるドゥダメルの姿を、コンサート演奏やリハーサル風景などを多数盛り込みながら映し出す。
いや~、ドゥダメルの情熱が凄い。音楽、指揮にかけるだけでも凄い熱量。オーケストラを
練習から本番まで、仕上げていくさまが凄い。もちろん本番の指揮も素晴らしく見入ってしまう。
また、音楽そのものにかける情熱は凄まじく、音楽の力で貧困から脱し、さらに犯罪等からも
遠ざかるようにしていく「エル・システマ 」というシステムを構築していく。しかし、
母国ベネゼエラは政情不安となり、大規模なデモと政府が衝突を繰り返し多くの死傷者をだす。
これには彼も声明を出すが、それによってオーケストラのツアーは無くなり、団員も減ったり、
また、デモ等で亡くなったりと困難な事態になるが、彼の周りが極力して、色んな形で、
活動が実になってはいく。ベネゼエラってこんなに国情不安定だったのかと驚き、
コロナ禍前なので、そらにコロナ禍を経て現在がどうなっているか心配になっていくる。
彼の情熱が届き、多くの才能が世に出ることを願うだけだ。