土曜日、BAND-MAIDのライブの後に、伏見ミリオン座に行って観た2本目の映画は、
「ECMレコード サウンズ&サイレンス」です。この映画は、ヨーロッパを代表する
名門レコードレーベル「ECMレコード(Edition of Contemporary Music)」のドキュメンタリー。
ということで、音楽モノのドキュマンタリーなので、観ようと決めていましたが、
上映回数が少なく、なかなかスケジュールを合わせられなくて、このまま観れずに
終わってしまうかと思っていましたが、なんとか観る機会がやってきました。
内容は、クラシック音楽とジャズの演奏家として活動していたマンフレート・アイヒャーが、
1969年にドイツのミュンヘンで立ち上げたECMレコード。創立時のコンセプトは
「静寂の次に美しい音楽」で、その透明感のあるサウンドと澄んだ音質、洗練された
ジャケットデザインは世界中の音楽ファンやアートファンを魅了してきた。キース・ジャレット
「ザ・ケルン・コンサート」やチック・コリア、パット・メセニーなどジャズの名盤のみならず、
アンビエントミュージックやワールドミュージック、トラッドなど幅広い音楽に貢献し、
1984年には現代音楽に焦点を当てたレーベル「ECM New Series」も創設した。
スイスのペーター・グイヤーとノルベルト・ビドメールの共同監督による本作では、
スイスのペーター・グイヤーとノルベルト・ビドメールの共同監督による本作では、
現代音楽を代表するプロデューサーとなったアイヒャーが世界のさまざまな場所で
音楽を作り出す瞬間をとらえ、多くの名盤を生んだECMレコードの秘密に迫る。
ECMの音は、いい意味でアナログチックに職人技で作り上げられているんだなあと
思いました。今時は、ジャズもクラッシクもデジタルでつくっていると思うので、
もう珍しい部類に入るのではないでしょうかね。もう、仕上がっていく音楽が素晴らしくて、
ついつい目を閉じて聴き入ってしまい、字幕を読めずじまいのシーンが多々出てしまう。
ホント、インタビューとかのシーンは普通に観れているんですが、レーコーディングの
シーンは、音楽に入り込んしまいますよ。素晴らしい。