平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

ホテルローヤル

2020年11月17日 23時59分37秒 | 映画・ドラマ・アニメ
土曜日に名古屋で観た映画の2本目は、「ホテルローヤル」。
直木賞を受賞した桜木紫乃の自伝的小説ということで、
広義に言えば事実に基づいた話だし、予告を観て面白そだったので観ることに。
結構、年齢層高めな人が思ったより多かったかなあ。
まあ自分もアラフィフなんで、人のこと言えませんけどね。


内容は、北海道の釧路湿原を背に建つ小さなラブホテル、ホテルローヤル。
経営者家族の一人娘・雅代は美大受験に失敗し、ホテルの仕事を手伝うことに。
アダルトグッズ会社の営業・宮川に淡い恋心を抱きながらも何も言い出せず、
黙々と仕事をこなすだけの日々。そんな中、ホテルにはひとときの非日常を求めて様々な客が訪れる。
ある日、ホテルの一室で心中事件が起こり、雅代たちはマスコミの標的となってしまう。
さらに父が病に倒れ家業を継ぐことになった雅代は、初めて自分の人生に向き合うことを決意する。


ラブホの子どもと呼ばれ、嫌な思いしかなく過ごしていたが、美大の受験に失敗したことで、
否が応でも家業のラブホテルの仕事を手伝うことに。今時、個人経営のラブホなんてあるのかね~。
近所ってほどでもないが、1件だけ長年季の入っているラブホがあるがあそこも個人経営なのかなあ。
最近だと、ラブホもカップルだけ相手だと商売にならないのか近所のラブホはビジネスホテルの代わりに
利用できるプランまで用意して掲げてあるから生き残りがたいへんなんでしょう。
まだ映画で描かれているのは古き良き時代といった感じで、様々なわけありの客が来て、
その描写が面白く人間味があってほっこりくるところもあって良い。そんななか心中事件で、
パッタリ客足が遠のき、父親や病に倒れてしまいラブホを廃業することになってしまう。
淡々と業務をこなしていく雅代だったが、最後に恋心を抱いていた宮川にあることを依頼して、
その中で自分の感情を取り戻すところが印象的。それにともなってラストシーンでは、今と過去が
オーバーラップして、まるで雅代の心の中で昔が再生されて思い出となっているようだった。
大きな心中事件が起こるものの、登場人物全員が人間味に溢れていて優しい人ばかり。
それだからだろうか、観終わった後になんかほっこり優しい気持ちになれたような気がする。


















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