平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

カナルタ 螺旋状の夢

2021年11月01日 23時59分48秒 | 映画・ドラマ・アニメ
土曜日、伏見ミリオン座で観た2本目に観た映画は、「カナルタ 螺旋状の夢」。
こちらの映画は、ドキュメンタリーということで観ることにしました。
最初、海外の映画化と思っていたんですが、日本人映画監督の撮影とのこと
だったのも興味が湧いてきたところ。ジャングル奥深くの先住民族の
ドキュメンタリーというこくらいしか前情報は入れずに観に行く。


内容は、ひとりの日本人男性がアマゾンの熱帯雨林に1年間滞在して撮りあげたドキュメンタリー。
イギリス、マンチェスター大学で映像人類学の博士課程に属していた太田光海監督は、
卒業制作のため、エクアドル南部のアマゾン熱帯雨林に暮らすシュアール族のもとを訪れる。
太田監督は、部族の知恵を受け継いで森で薬草を発見して回るセバスティアンと、初の女性村長である
パストーラ夫妻の家に住み込みながら、彼らの日常を1年間にわたって記録。生と死が渦巻き、
過去と未来が交錯する現代の森に生きるアマゾン先住民の姿を描き出す。


自分たち文明人とは違う人の営みを観た。きっと人類が近代文明を手に入れるまでは地球上の全ての人類は
同じように過ごしていたのかもしれない。アマゾンという決して穏やかではない環境にも、しっかり適応し、
先祖代々自分たちで薬草を始め、生きるために必要なことを学び伝承していく姿は、これこそが我々が忘れて
しまっている人間本来の姿なのかもと思わわせる。薬草を自分たちで見極めるなんて、とてもできないような
ことができてしまう。大怪我をしても、近代的な医療でなくて自分が薬草から薬をつくり治してしまう。驚異的だ。
我々は文明の利器に頼り過ぎて、本来、人間が持っている能力をどんどん失っているのではないだろうかと、
この映画を観ると感じるところだ。また、薬草の中には覚醒植物もあるのか、不思議な「ヴィジョン」という
未来が見える能力等、にわかには信じがたいこともあるのだが、文明に溺れてしまった我々には想像できない
世界がそこには存在しそうである。




全般ランキング

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モーリタニアン 黒塗りの記録 | トップ | スパゲッティハウス チャオ栄... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画・ドラマ・アニメ」カテゴリの最新記事