月曜日は、地元の映画館のハッピーマンデーで「十一人の賊軍」を観ました。八犬伝に続き、
珍しく時代劇が続きました。実際にあった史実を基にしつつ、そこにフィクションを乗せた感じのようだ。
この砦のこともホントにあったことなのか?と思ったら、そこはさすがにフィクションのようです。
全部が事実に基いた話ではないですが、時代劇だし、制作陣も役者さんも良くて、
殺陣も凄そうだし、これは観てみたいなあと思い観ることにしました。
内容は、江戸幕府から明治政府へと政権が移りかわる中で起こった戊辰戦争を背景に、
11人の罪人たちが藩の命令により決死の任に就く姿を描いた時代劇アクション。
1868年、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする
新政府軍(官軍)の間で争われた戊辰戦争。そのさなか、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に
加わっていた新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた、同盟への裏切りの
エピソードをもとに、捕らえられていた11人の罪人が、新発田藩の命運を握る、ある砦を
守る任に就き、壮絶な戦いに身を投じる姿を描く。
これは話に引き込まれて、良かったです。砦の攻防と藩として奥羽越列藩同盟・
官軍との腹の探り合い。前戦の砦は、ひたすら戦い凌ぐしかない状態。頼みの狼煙は、
なかなか上がらないので。もとから一枚岩ではないので、仲間内でのゴタゴタもあって、
はらはらする展開。それは、新発田藩も同じで思ったように奥羽越列藩同盟も官軍も、
簡単には話に乗ってこないので色々齟齬が出てくるも、もともと砦を守っているのは、
罪人で捨て駒だったところが、この策のずる賢いところだ。罪人は砦を守るしか
生きる道がないのだから、堪ったモノではない。色々な思いが錯綜しての物語も良かったし、
殺陣も期待通り良かった。賊軍が妙にカッコイイ感じの衣装に見えたりしてね。
役者陣も良かった。阿部サダヲもハマり役で、相当イヤな感じに思えますが、一般領民からしたら、
藩を救ってくれた良い人なんだろうなあと思うと、複雑。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます