平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

アンモナイトの目覚め

2021年04月14日 23時59分05秒 | 映画・ドラマ・アニメ
先週の月曜日だったかな、名古屋で研修があった後に映画を1本観に行きました。
観た映画は「アンモナイトの目覚め」。観る予定はなかったのですが、
なんとなく映画の情報を見ていたら、主人公のメアリー・アニングは実在の
人物とのことがわかる。物語自体はフィクションのようだが、実在の人物を軸に
どのように話の展開をもっていくのか、実在の人物がどのように描かれるのかも
興味があって観ることにしました。


内容は、19世紀イギリスを舞台に、異なる境遇の2人の女性が化石を通じてひかれあう姿を
描いたドラマ。1840年代、イギリス南西部の海沿いの町ライム・レジス。人間嫌いの
古生物学者メアリー・アニングは、世間とのつながりを絶ち、ひとりこの町で暮らしている。
かつて彼女の発掘した化石が大発見として世間をにぎわせ、大英博物館に展示されたが、
女性であるメアリーの名はすぐに世の中から忘れ去られた。今は土産物用のアンモナイトを発掘し、
細々と生計を立てている彼女は、ひょんなことから裕福な化石収集家の妻シャーロットを
数週間預かることになる。美しく可憐で、何もかもが正反対のシャーロットにいら立ち、
冷たく突き放すメアリー。しかし、自分とあまりにかけ離れたシャーロットに、メアリーは
次第にひかれていく。


女性同士の愛を描いている映画で、そういえば観てはないが「燃ゆる女の肖像」というのも
女性同士の愛を描いていた映画で結構最近あったような気がする。まあ、たまたまなんでしょうが。
実際のメアリーはここまで苦しい生活ではなかったが、女性ということで本や論文を出版することは
許されなかったそうです。映画では彼女が納めた化石の出所が違うふうに書き直されていたりしましたが、
実際のところはどうだったんでしょうか。それんしても化石収集家の夫は何故に彼女に妻を預けようと思ったのか。
いまいちわからない。戻って来いも突然で妻の様子を見ずにいきなり手紙をよこしていたし、この辺は謎。
2人は愛し合うが、年齢なのか育ちなのか愛に対する意識もちょっと違ったのかなあ。最後の結末はなんとも。
仕方ないのかと思うが・・・。でも、あのラストだとまだどんな展開になるかわからないとも思えますが。
それにしても2人の境遇が対照的過ぎて、さらに感情がお互いに複雑に積み重なっていくせいなのか、この結末は。
2人の感情の変化を息をのむように観ていく、そんな映画でしたね

あ~、上映中にいびきをかいて寝ていたオジサンがいたのは興醒めでした。

実際のメアリーは、生涯独身で乳がんで47歳で亡くなっている。しかし30代後半からはイギリス学術振興協会から
収入を得てはいたようです。でもこの時代の地質学会が女性に対して閉ざされた社会であったのは間違いないようです。

























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