平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

空白

2021年10月01日 23時59分32秒 | 映画・ドラマ・アニメ
先週の日曜日は、地元の映画館で午前中に映画を2本観ました。
一本目は、「空白」です。この映画はお隣の蒲郡市でロケをしたということで、
観ることにしました。蒲郡市は、最近公開の「ゾッキ」も蒲郡市だったし、
映画のロケ地として力を入れてるようですね。というか愛知県の東三河地方は、
映画やテレビのロケ地として、売り込んでいるようです。


内容は、スーパーの化粧品売り場で万引きしようとした女子中学生は、現場を店長の
青柳直人に見られたため思わず逃げ出し、そのまま国道に飛び出してトラックと乗用車に
ひかれて死亡してしまう。しかし、娘の父親はわが子の無実を信じて疑わなかった。
娘の死に納得できず不信感を募らせた父親は、事故の関係者たちを次第に追い詰めていく。


なんというか人間臭さが前面に漂っている作品だ。現実よりも人間臭いかもしれない。
ただでさえ喧嘩っ早くて暴力的でガサツな父親が、娘を失ってモンスターに豹変。
普段の生活からか目的のために手段を選ばなさ過ぎるのが恐い。また娘を信じるあまり、
周りのからの話も耳に入れず、孤立していっても、それもなんのそので突き進む。
対照的なのがスーパーの店長。こちらは父親の勝手な推測とマスコミの切り取り報道で、
すっかり悪役に。父親違って、ひたすら人を避けていきたいタイプ。味方ともいって
いいのだがスーパー店員の正義感の塊のおばちゃんが、まあ干渉し過ぎと自分の意見を
押し付け過ぎてなんだかなあ。でも、こういう人っているよなと共感できる人間ばかり。
父親は娘の遺品を整理しながら、初めて娘と向き合うことで自分の一途な思いを軟化させていく。
ひとつの事件が、その辺にいそうな普通の人達を狂気の世界に変えていく怖いねえ。
あと、ワイドショーの報道がいかに酷いものか鵜呑みにしない方が良いかよくわかる。





全般ランキング

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 素晴らしき、きのこの世界 | トップ | 総理の夫 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画・ドラマ・アニメ」カテゴリの最新記事