午前4時にパリの夜は明ける

今日は伏見ミリオン座で、映画を２本観ました。今週は観たい映画が2本と少なかったですが、
時間さえ合えば観ようと思っていた「BLUE GAIANT」重低音上映会は残念ながら、どう
スケジュールを組んでも無理だったので1回観ているのであきらめました。こういうことも
あるので、観れる時に観とかないとダメなんですよね。1本目に観たのは、「午前4時にパリの
夜は明ける」です。この映画に出て来るラジオ番組は、監督の幼少期、実際に放送されていた
「Les choses de la Nuit（夜の出来事）」という番組がモデルになっていたりするので、多少
事実をモデルに作られたところもあるかなという無理矢理感もありますが、他に観たい映画も
なかったので、観ることに。


内容は、1980年代のパリを舞台に、ある家族が7年にわたって織りなす物語をつづった人間ドラマ。
1981年、パリの街は選挙の祝賀ムードに包まれ、希望と変革の雰囲気に満ちていた。そんな中、
エリザベートは夫と別れ、子どもたちを1人で養うことに。深夜放送のラジオ番組の仕事に就いた
エリザベートは、そこで家出少女のタルラと出会い自宅へ招き入れる。タルラとの交流を通し、
エリザベートや子どもたちの心は徐々に変化していく。


なんだろう7年にわたってというが、途中で急に数年後みたいな感じもあったりして、それこそ
一旦家族と離れていたタルラが急に戻ってきたけど、あっさり受け入れたりとイマイチ現実感に
欠けるところはある。なんかね、色々生活で大変なこともあるし、涙したり喧嘩したりするのだが、
なんだろう、そういうシーンが突き詰めていないくてあっさり薄味で描かれているので、なんか
オシャレなフィルムを観ている感じになってしまう。家族の絆、そして人間愛を描いた良い映画では
あるんですけどね。これを良しとするか悪いとするかは、人それぞれですけどね。







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