平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

ヴィム・ヴェンダース プロデュース ブルーノート・ストーリー

2022年03月20日 23時59分54秒 | 映画・ドラマ・アニメ
昨日、名古屋のミリオン座で観た2本目の映画は、
「ヴィム・ヴェンダース プロデュース ブルーノート・ストーリー」です。
この映画は、音楽モノでドキュメンタリーだったので、すぐに観ることを決めました。
ブルーノートを題材にした音楽モノのドキュメンタリーは、すでに何度か観たことが
ありますが、どんな違いがるのかも楽しみなところでした。


内容は、名匠ビム・ベンダースが製作総指揮を務め、伝説のジャズレーベル「ブルーノート」
創設の裏側に迫ったドキュメンタリー。1939年、迫害から逃れるためアメリカへ渡ったユ
ダヤ系ドイツ人の青年アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフは、ニューヨークの街で
ジャズと出会い、「ブルーノート」を立ち上げる。同レーベルは、人種差別が横行する時代に
生きたミュージシャンたちの希望となった。演者と創設者であり、人種も国籍も異なる彼らは
差別に対する苦悩とジャズ愛によって結びつき、喜びも悲しみも共に奏でていく。
ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ソニー・ロリンズ、クインシー・ジョーンズと
いったミュージシャンや、アルフレッドの元妻でジャズクラブ「ヴィレッジヴァンガード」の
オーナーでもあった故ロレイン・ゴードンら関係者による証言を通し、レーベル誕生の背景と、
独自のレコーディングスタイルやサウンド形成についてひも解いていく。


今までのブルーノート関連にドキュメンタリーに比べると、より創設者の2人にスポットを
当てた映画だった。2人がナチス政権下で、迫害を受け始めたユダヤ人であったことは、
今回の映画で初めてしりました。ナチス政権下でユダヤ人であることで迫害を受けた2人。
大好きなジャズの本場ニューヨークで見たものは、大好きなジャズアーティストが黒人で
あることで、迫害されている事実だった。このことがブルーノート創設に大きな理由に
なっていたことや、その時代は、まだ公民権運動の前で黒人への迫害が酷かった、そんな
時代に多くの黒人ミュージシャンを守るために造られた言ってもよいレーベルだったこと。
あと、2人の人となりに徹底的にフォーカスを当てられていたので、性格等もわかって
面白かったし、それをインタビューに応えるアーティストたちの様子も2人を思い出し、
楽しそうだった。ブルーノート創設のことが一番よくわかった映画で、素晴らしかった。




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