先週の土曜日、午前中にセンチェリーシネマで映画を1本観ました。観たのは、「コール・ミー・ダンサー」。
この映画は、遅咲きのインド人バレエダンサーが数々の試練に立ち向かいながら夢に向かって
奮闘する姿をとらえ、世界各地の映画祭で多数の賞を受賞したドキュメンタリーです。
2020年のNetflix映画「バレエ 未来への扉」に本人役で出演したダンサーのマニーシュ・
チャウハンのドラマチックな半生が描き出されています。
内容は、ムンバイに住む青年マニーシュはストリートダンスに興味を抱き、独学で練習を始める。
ダンス大会で注目を浴びた彼はダンススクールへの入学を勧められ、両親から反対されながらも
通うことに。そこでバレエを教える気難しいイスラエル人・イェフダと出会ったことから、
マニーシュはバレエの魅力にとりつかれていく。優れた運動能力と向上心を持つマニーシュは
短期間で驚異的な成長を見せ、イェフダも彼の思いに応えるべくともに苦悩し努力する。
しかしバレエダンサーとして活躍するには、マニーシュは年を重ね過ぎていた。
インタビューばかりのドキュメンタリーではなく、昔の映像を本人のその時の思いを交えながら
映し出していくので、密着ドキュメンタリーのような感じでもあり、フィクションの
ストーリーのようでもあり、引き込まれていく。マニーシュは、類稀なる才能があるが、
天才的ではなく秀才派で、しかもダンスを始めたのが遅かったことあり、しかもコロナ禍に
巻き込まれたりと、苦難続き。またインド独特の子供は成人したら、お金を稼いで、
家族を経済的に養うという仕来りがり、インドでは、プロダンサーとしてお金を得ることが、
難しいので、いつまでも経済的に親に頼ることに気をひけることになったりと、
IT分野で凄まじい経済発展を続け、すっかり最先端のIT国のイメージもあるインドだが、
まだまだ昔からの風習が残っているのがわかったりと主人公の半生と共に、インドと
いう国の習慣等にも関心がいく良い映画でした。
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