ともちの小さなGLOBE

人生は一期一会のLong and winding road。小さな地球儀をめぐる日々をブログにしました。

浜松祭りの無い5月3日

2011-05-03 21:25:24 | 日常
今日は5月3日…
本来なら浜松祭りの開始日
今年は東日本大震災への自粛により中止

朝、自転車で祭り会場を訪れると全く何も無い祭り会場があります…
本来は各町の陣屋が並ぶ場所も、白線が残されたのみ


祭り会場には、サッカーのゴールポストが置かれ、祭りの気配さえ感じさせない風景


海側に目をやれば、サーファーが波に浮かぶ海辺の景色…


そんな中、中澤町の有志が、東北復興と書かれた大凧を凧揚げ会場から離れた砂丘で浜松祭りのラッパにのって揚げている姿に、寂しさと嬉しさとホッとする気持ちを感じます。


町内に戻ると、この時期一番の活気を見せる、町の公会堂も人気を感じません…


この後、市内に向かえば、朝の8時30分頃とは言え、昼間は出店、夜は御殿屋台が繰り出す目抜き通りも、駅前も、人通りがまばら…


街中には、東北復興支援大市開催のバナーがはためいています


夕刻、カミサンと街に行けば、復興支援イベントはあっても、いつもと変わらない駅前風景…
帰路、ふたりで行きつけの「たこたこあがれ」で一杯酌み交せば、店主の親父さんとの話が弾みます
人の動きが無いねえ…という話に始まり、東日本から来たお客さんに聞く大震災の話まで…
被災地のニュースでは配信されない光景を現地で見たら、ナイーブな性格であれば精神的におかしくなるかも知れない事実
福島の被災地の知人から綴られた切実な手紙の現実に対して、微力ながら自分で出来ることで援助しようとしている親父さん…
「お金が、被災された方々には、切実に必要になってくるよ…」と言う親父さんの言葉には感じ入るものがあります。

福島での原発誘致に頼る政治…地方に幸せをもたらす政治とは何なんだろう…
この時期に乗じて、被災地にも行かず、菅降ろしを叫ぶ政治屋は、本当の政治家なのか?
菅も無能、小沢も無能…僕には馬鹿の立方体にしか見えない。


今日の写真を見返せば、税金を納める事が、復興財源への礎とすれば、過度な自粛は経済活動へのブレーキに他ならないのではないかと、あらためて感じる次第…

そして、震災の現実を対比し、いま、ここにカミサンと二人、しあわせに居られる事の歓びをしんみり感じる1日…

今日一日、一時が今、か…