ともちの小さなGLOBE

人生は一期一会のLong and winding road。小さな地球儀をめぐる日々をブログにしました。

3RENSHOをレストア

2020-04-25 17:08:40 | サイクリング
3月4日に立ち寄ったイチヤサイクルで眼にしたのは部品が外されボロボロ状態の真っ赤な3RENSHO
見ただけで惚れ込んで、ヨッチャンに値段を聞いて衝動買い
3RENSHOならクロモリだと思い込んでいたのに、細身のパイプにラグが無い…
で、、BB近くにある材料ステッカーを見ると、YAMAKUNI7000の表示

7000番台のアルミでパイプ材と言う事は7075の超超ジュラルミンか…
超超ジュラルミンは零戦に用いられたアルミ材として有名な材料…
そして、アルミのロードは3RENSHOでも珍しい存在…
そんな思いに駆られればこの機体を復活させたいと言う衝動に駆られます

部品が外され裸状態となったフレーム

写真では見え辛いけれど、かなり傷が色々な場所に入って塗装も剥がれている状態です

外されていた部品も、腐食と汚れが激しく、廃棄して新部品で組もうかと思ったけれど、自分でコツコツ磨き上げれば愛着もひとしおになるだろうと思って、コロナの自粛期間を使って少しづつ家で磨き上げを実施します
残されていたホイールはこんな感じ


磨きがいがあるねぇ

フレームはイチヤサイクルさんを通じて大阪の上村塗装さんに御願いすることに…
デカールもカッティングシートを使って忠実に再現してくれるとの事
発注して1カ月程で再塗装が完了

いよいよ、イチヤさんで開梱です

3RENSHOのロゴが眩しいクロモリのフロントフォーク

塗装が上がったアルミフレーム

詳細のディカールも御覧の通り完璧に再現
溶接後も、切欠きも無く非常にスムーズに処理されており暫し見とれます…

モデル名のKATANAはフレームに手書きでエッチング加工

上村塗装さんは、細部に渡りデカールをオリジナルのままを再現してくれました


ヘッドチューブ周りの溶接もウルトラスムーズ…

30年前のアルミバイクには異質の輝きがあります

出勤前の20分や、休みを利用して磨き上げたパーツをいよいよ装着
ディレーラーはSIMANO600 コレも今のアルテグラに相当するパーツ

腐食の激しかったクランクも磨きに磨いてから、自分でクリア塗装した代物

サビだらけだったペダルはこの通り… トゥストラップだけは新品です


ケーブルのアウターシースはホワイトを選択…3RENSHOのロゴと手書きのKATANAが浮き出ます



シートチューブも御覧の通り

コンチネンタルのチューブラータイヤが装備された、磨きに磨いたMABICのホイールが取り付けられたフロントフォーク

ホイールが取り付けられたチェーンステー

ブレーキは装着されていたSIMANO600があったけれど、安全を見て手持ちパーツから2世代前のアルテグラを装備

ヘッドチューブの3RENSHOのマークが映えます
磨き上げたリアハブ

そして、フロントハブ

ハンドルは前のオーナーがフラットバーに替えていたから、古いNITTOのステムとドロップを装備…そしてブレーキレバーは新品のSIMANO

シートはPROLOGOで新調


パーツはイチヤさんで取付調整をしてもらい、これにて完成

イチヤさんの前の小路で初走行すればピッタリのポジションに暫し感動

コロナの閉塞感を利用して旧車を現代に生き返らせる作業は、痛烈に楽しい時間
最高の時間と達成感を満喫

本日、家に持ち帰り細かな艤装を施して、自分仕様のロードレーサーが完成

満足度120%の仕上がり

玄関に置いたら我が家は自転車屋さん状態


此れもまた痛快に楽しからずやかな