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ヤブエビネ・1~奥高尾1

 奥高尾で見られる「ヤブエビネ(藪海老根)」。ラン科エビネ属の多年草でエビネの背萼片1枚、側萼片2枚、側花弁2枚が赤褐色にならず淡い緑色になり、唇弁には赤い斑が入らず白い。当初ミドリエビネとしていたがヤブエビネとの品種名があり訂正した。
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ジャケツイバラ・2~裏高尾

 裏高尾の旧甲州街道沿いで見られる「ジャケツイバラ(蛇結茨)」。バラ科ではなくマメ科ジャケツイバラ属のつる性落葉木本で、初夏に長さ25~30センチの花序を作り鮮やかな黄色い花を咲かせる。ひとつの花は直径3センチほどで5枚の花弁がある。鋭いトゲがある蔓を樹木に巻き付ける様を、ヘビがとぐろを巻いて絡み合っている様子に見立てて名付けられている。
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ヤマシャクヤク・2~若い果実

 ボタン科ボタン属の「ヤマシャクヤク(山芍薬)」。春に茎頂に豪華な花を咲かせるが花期はわずか数日でなかなか花に出会えない。写真は花後の若い果実の様子で1片の長さは3~4センチ。この後、秋に赤く熟し裂開すると中から黒い種子が現れる。
 これを見ると手塚治虫さんのSF漫画『火の鳥 宇宙編』に出てくる女性一宮ナナが流刑星で植物にメタモルフォーゼ(変身)した姿を思い出す。
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シロバナムラサキツユクサ

 ツユクサ科ムラサキツユクサ属の「シロバナムラサキツユクサ(白花紫露草)」。薄紫色のムラサキツユクサの白花品種になる。花径は3~3.5センチで、同じ白花のノハカタカラクサ(野博多唐草)(=トキワツユクサ(常磐露草))の2倍以上ある。また良く似たブライダルベールはツユクサ科ギバシス属で花径は6~7ミリ。ムラサキツユクサは通常は花弁は3枚だが写真は珍しく4枚あった。これは裏高尾“旧甲州街道”で見掛けたもの。
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