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オオバウマノスズクサ・1~開花

 奥高尾で咲き始めた「オオバウマノスズクサ(大葉馬の鈴草)」。そのサクスフォン(saxophone)のような姿は一度見たら忘れられない。花弁のように見えるものは3つの萼片が合着したもので花弁は無い。萼筒の口部には暗紫色の斑紋があり不気味な姿ではある。
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ヤマアイ

 トウダイグサ科ヤマアイ属の「ヤマアイ(山藍)」。山地の林縁や渓谷沿いに生育する多年草で雌雄異株。花期は4~6月に穂状花序を出す。写真は雌花序でひとつの花は長さ2~3ミリ。花弁は無く萼片の上に見える白い部分は2裂した柱頭になる。ヤマアイは古くから染料として用いられてきたが、その後中国から伝わってきたタデアイ(蓼藍)とは異なり、藍色のもとになる色素のインディゴ(indigo)を含んでいないので染められたものは緑色になる。ちなみにNHK大河ドラマ『青天を衝け』で渋沢家が扱っている“藍玉”はタデアイで本種とは異なる。これは下柚木の雑木林のもの。
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ヒメフタバラン・4~果実

 これまで蕾や花を観察してきた「ヒメフタバラン(姫二葉蘭)」。ラン科フタバラン属の多年草で、写真は花後の姿で左側には2裂した唇弁が残っている。子房の部分がラグビーボールのような形になりラン科らしい果実になっている。果実の長さは2~3ミリでこのあとすぐに落果するので見られる期間は短い。この1週間後に見に来ると葉だけになっていた。
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