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オウギカズラ・1~ザリクボ

 裏高尾“ザリクボ(砂利窪)”から景信山(かげのぶやま)に向かう山道に咲く「オウギカズラ(扇葛)」。シソ科キランソウ属の多年草で沢沿いの林縁などに生育する。根元から走出枝(ランナー)を伸ばして地面を覆うように群生する。淡紫色の唇形花は長さ2.5センチほどで上部の葉腋に数個固まって付く。
 さてこの日、裏高尾の旧甲州街道をeバイクで走っていると、向こうからカメラを持って歩いてくる緑の惑星人さんにばったり出会った。すれ違ってすぐに引き返し声を掛けるが私はマスクにサングラスなので反応は『?』。名前を告げたところでやっと気づいてもらい再会を懐かしんだ。彼は昨年末に南大沢から高尾山近くに転居され、まさに高尾山の登山道をあちこち探索されているところだった。
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ヤビツギンラン・2~花被片

 ラン科キンラン属の「ヤビツギンラン(矢櫃銀蘭)」。ギンランの変種で神奈川県秦野市のヤビツ峠で見つかったことで名付けられている。ラン科の花は背萼片1枚、側萼片2枚、側花弁2枚、唇弁1枚の合計6枚でそれぞれ特徴的な形になるが、ヤビツギンランは6枚の花被片がすべて同じ形になる。花は大きく開くことはないので終り掛けの花を指で少し拡げてみた。
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イヌブナ・3~虫こぶ

 全国で新型コロナワクチン接種が始まったが、予約に際しインターネットや電話が繋がらないという事態が多発している。ここ八王子市でも65歳以上の高齢者の予約受付が5日から始まった。当日はなかなか繋がらない状態が続き市のHPでは予約日程や時間の延長を決めている。市によると6日(木)15時現在で予約枠27万回のうち99,685回分が予約され、まだ17万回分以上の枠が残っているという。また今後のワクチンの供給状況に応じて合計32万回分の予約枠を設定するとのことで、市の高齢者16万人が2回接種できるのが確実になる。私も来週2回目の接種を予定している。
 写真は高尾山“いろはの森コース”に生育している「イヌブナ(犬ぶな※)」。ブナ科ブナ属の落葉高木で高尾山では多く見られる。若葉の様子を観察しているとそこに長さ5~6ミリの赤いツノが何本も見える。これはブナやイヌブナに出来る虫こぶで“ブナハツノフシ(ぶな葉角五倍子)”と呼ばれるもの。タマバエの仕業のようだが、虫こぶの図鑑には記載が無くインターネット検索でもヒット数は少ないのであまり多くないようだ。
 ※“ぶな”の漢字は木へんに無。
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