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ホルトノキ・1~葉

 ホルトノキ科ホルトノキ属の「ホルトノキ」。以前、沖縄“海洋博公園”で一度だけ見たことがあり、当地では見られない樹だと思っていた。しかし武蔵陵墓地付近の陵南公園にあるのを知り『それでは!』ということで運動がてらにeバイクで往復33キロを走ってきた。
 ホルトノキは九州、四国や沖縄などに生育する常緑高木で花期は7~8月。ヤマモモに似た葉は年中一部が紅葉しているのが面白い。その名は“ポルトガルの木”の意味だが、ポルトガル原産ではなく日本在来種で、鹿児島では“モガシ(茂樫)”、沖縄では“タラシ”など各地で様々な呼び方がある。江戸時代末期に平賀源内が紀州湯浅で見たモガシを、ポルトガルから渡来した“オリーブ”と勘違いして名付けられた。当然ながらホルトノキの果実から油は採れない。
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イトツメクサ・2~果実

 ナデシコ科ツメクサ属の「イトツメクサ(糸爪草)」。花径は3~4ミリで萼片が4枚ある。萼片の基部に見える白い小さな点は雄蕊の葯と思われ中央部分は雌蕊の子房でこれは果実への移行期と考えられる。
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イイギリ・1~開花

 蓮生寺公園の雑木林に生育している「イイギリ(飯桐)」。ヤナギ科(←イイギリ科)イイギリ属の落葉高木で樹高は20メートルにもなる。雌雄異株で4~5月に円錐花序をぶら下げる。写真は雌花で直径は8~9ミリ。花弁は無く5~6枚の萼片の中に退化した雄蕊と3~6本の花柱がある雌蕊がある。この雑木林には雄株もあるが、そちらは枝が高くなり花序ははるか上に見える。葉が落ちた冬には赤い果実が良く目立つ
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ツメクサ

 ナデシコ科ツメクサ属の「ツメクサ(爪草)」。日本全国の路傍で普通に見られる。果実は蒴果で直径3~4ミリ。種子は長さ0.5ミリほどで表面には小さな突起が多数ある。ちなみに“爪”の由来はその葉の形に由来するが、クローバーのシロツメクサは“白詰草”で漢字が異なる。
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