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鉄道・5~函館本線D52

 函館本線は大沼駅の北500メートルの地点で駒ヶ岳の西を通る線と東の海岸沿いを通る砂原(さはら)線に分岐する。写真はその分岐点付近から南の大沼駅方向を撮ったもので振り返ると雄大な北海道駒ケ岳が聳えている。この函館本線の貨物列車を牽引していたのがD52形蒸気機関車(愛称:デゴニ)。昭和18年から戦時中の石炭輸送などを目的にD51形の1,000トンの牽引を上回る1,200トンの牽引を目標に設計され285両が製造された。戦後に余剰になったD52機関車の一部が新しくC62形に改造されている。写真の468号機は現在京都鉄道博物館(旧:梅小路機関区)に保存されていて私はこの何十年後かに再会している。
 このカラー写真は富士フイルムだったが残念ながら色が褪せてしまっている。この約10年後に小西六写真工業(現:コニカミノルタ)が100年経っても色が変わらないという“サクラカラー百年プリント”を発売したが、その時は私は既に社会人で鉄道写真撮影は卒業していた。
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リュウノウギク・3~高尾林道

 奥高尾“高尾林道”で見掛けた「リュウノウギク(竜脳菊)」。キク科キク属の多年草で葉に特徴がある。日本固有種で関東地方以西の陽当たりの良い丘陵地や林縁に生育している。花は終り掛けで数輪しか残っていなかった。中国伝来の“竜脳”の香りは嗅いだことが無いが、葉を揉むと樟脳のような良い香りがある。
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キッコウハグマ・6~高尾山3号路

 今年もまた「キッコウハグマ(亀甲白熊)」の可愛い花を見られる季節になり山道を歩く時は足元の小さな花を探しながら進む。キッコウハグマはキク科モミジハグマ属の常緑多年草で通常は開花せず閉鎖花だけを付けるが、晩秋になると小さな開放花を咲かせる。この日は残念ながら開放花は無く閉鎖花から出来た痩果だけ見つけた。これは高尾山“3号路”のもの。
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