中山中学校裏手の山道に群生している「コウヤボウキ(高野箒)」。キク科コウヤボウキ属の落葉小低木で山野の陽当たりの良い林縁などに生育している。晩秋に本年枝の先端に直径2.5~3センチの頭花をひとつ付けるが、稀に写真のようにふたつになることもある。頭花は10数個の筒状花から成りその舌状花の先端はカールしている。
上柚木郷戸緑地に生育している「ヌルデ(白膠木)」。ウルシ科ヌルデ属の落葉小高木で雌雄異株。7~8月に枝先に円錐花序を出し果実は秋に稔る。ヌルデは寒冷地では鮮やかに紅葉するので“ぬるでもみじ”という季語もある。当地では写真の程度が精一杯でこの後は落葉する。右に見えているものは虫えい(虫こぶ)の“ヌルデミミフシ”でヌルデシロアブラムシによって形成される。