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イロハカエデ・3~別所坂公園

 別所坂公園で「イロハカエデ(伊呂波楓)」の色付きの美しさに思わず足を止めた。イロハカエデはムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の落葉高木で早春の芽吹きや、初夏の新緑可愛い翼果、そして秋の紅葉と一年中楽しませてくれる。日本三大紅葉名所なるものがあり『京都府嵐山(嵯峨野)』『栃木県日光』『大分県耶馬渓』だそうだが、この界隈でもハッとさせられる樹を見る。
 イロハカエデの名前は7裂した葉を“イロハ”と数え、また“カエデ”は、葉の形をカエルの手に譬えたものとされている。今は「イロハモミジ(伊呂波紅葉)」という呼び方が普通だが“もみじ”という言葉は古語の“もみづ”から来ており“草もみじ”や“ぬるでもみじ”など野山の樹々が赤や黄色に色付くことを意味している。唱歌『紅葉』の歌詞で“かえで”と“もみじ”を使い分けているのがわかり易い。前半の“もみじ”は山全体が色付いていることを表し、後半の“かえで”は樹の品種を表している。

♪♪秋の夕陽に 照る山もみじ
  濃いも薄いも 数ある中に
  松を彩る かえでやつたは
  山のふもとの 裾模様
(『紅葉』 作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一 明治44年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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タカトウダイ・3~紅葉

 暖地では「タカトウダイ(高燈台)」は寒冷地のように赤くならないと思っていたが、何の何の先日中途半端に色付いていたここ奥高尾“一丁平”付近の登山道で真っ赤になった株を見つけた。ここではタカトウダイはポツンポツンとしか生えていないができれば群生の“草もみじ”を見てみたい。タカトウダイはトウダイグサ科トウダイグサ属の多年草。
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