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ヒマラヤスギ・2~雌花序

 昭和記念公園で多く見られる「ヒマラヤスギ(喜馬拉耶杉)」。この時期になると雄花序が目立つようになり樹の下には花粉を出し役目を終えた花がたくさん落ちている。しかしその株には雌花序は見当たらない。写真は雄花序が付いていない株の枝を念入りに探してやっと見つけた雌花序。細い葉の長さは2.5~3センチで雌花序の緑色の部分は7~8ミリ。雄花序の数に比べれば圧倒的に少ない。こうして見ると雄花序だけ付ける株と球果だけの株の雌雄異株のように思える。しかし当地の大塚公園にあるヒマラヤスギは今ちょうど高い枝に球果が見え枝には雄花序は見えないが、樹の下を探すと雄花序がいくつか見つかった。つまりヒマラヤスギは雌雄同株で、雄花序だけが目立つ株、雌花序(球果)がいくつか付きポツポツと雄花序も付く(もしくは雄花序が付かない)株がある。ヒマラヤスギはマツ科ヒマラヤスギ属の落葉高木。
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ホソバアキノノゲシ

 キク科アキノノゲシ属の「ホソバアキノノゲシ(細葉秋の野芥子)」。アキノノゲシの変種で葉が細く羽状にならない。写真は稔り始めた痩果で長さは5ミリほど。この後冠毛が開き風で飛ばされる。果実の下にある葉は茎の上部から下部まですべて細長い。アキノノゲシも上部は同じような葉だが下部の葉は羽状に裂ける。
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