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野鳥・41~カワラヒワ1

 南浅川“水無瀬橋”付近の高木に止まっている「カワラヒワ(河原鶸)」。アトリ科ヒワ属の留鳥で体長は14センチほど。日本全土の低山に生息しているが北海道以北で繁殖するものが冬鳥として関東地方に飛来し当地では河川沿いで良く見られる。嘴は太く翼に黄色い羽が混じっている。漢字の印象から“弱い”をイメージするが、語源は“ひ若し”で“小さくて若々しい”という意味。カワラヒワの体色の黄緑色を“ひわ色”と呼び古くから日本人に親しまれてきた。鎌倉時代の公家の装束や江戸時代の着物の色として好まれたようだ。
 清少納言の『枕草子』では鳥についていろいろ書かれているが、その中に以下の一節がある。
『鳥はことどころのものなれど、鸚鵡、いとあわはれなり。人のいふらむことをまねぶらむとよ。ほととぎす。水鶏。鴫。都鳥。鶸。ひたき。』(=異国の鳥のオウムはまことに興味深い。人間のしゃべることをまねるそうだ。ホトトギスも好きだし、クイナ、シギ、ミヤコドリ、ヒワ、ヒタキも良い。)
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ヤドリギ・5~大栗川公園

 大栗川公園のソメイヨシノに寄生している「ヤドリギ(宿り木)」。ビャクダン科(←マツグミ科)ヤドリギ属の半寄生常緑低木でエノキ、クリ、アカシデ、サクラなどが宿主になる。ここは何度も通っているがこのヤドリギには気付かなかった。ここ数年の間に生えてきたようだ。株は直径70〜80センチの球体で見上げてみると果実が見られないのでこれは雄株。この果実を好むヒレンジャクを一度見たいと思っているがここには来ない。
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