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散歩道・21~結界

 世の中には“鉄塔ファン”“鉄塔愛好家”なるものがいらっしゃる。このブログでは以前、小説『鉄塔武蔵野線』(銀林みのる著)を紹介したことがあるが、その物語は小学生2人が夏休みに鉄塔の起点を目指して行くという“スタンド・バイ・ミー”的な内容で冒険好きな私は結構ツボにはまった。その後、時々鉄塔を見掛けると『これは〇〇線』と確認していたが、その反面、遠くから富士山を撮る時に鉄塔や電線が入って『邪魔だなぁ』と思うこともしばしばあった。
 昨年6月にテレビ放映された『タモリ倶楽部』で東京電力パワーグリッド送電鉄塔研究会が出演され自分たちの仕事の対象である愛する鉄塔についてマニアックに説明した『送電鉄塔ガイドブック』が紹介された。これは鉄塔の専門的な知識を紹介しているだけでなく、鉄塔素人でも面白い風変わりな鉄塔や鉄塔のある美しい風景などがふんだんに掲載されている。私は植物観察のためにあちこち走り回っているが、たまには鉄塔にも注目してみよう。
 写真は長沼公園“栃本尾根”にある鉄塔で“東京電力長沼線二六”との表示がある。尾根道はこの鉄塔の真下を通っている。普通は鉄塔の下はフェンスで囲まれて真下には入れないが長沼公園にある3つの鉄塔は珍しく足場にフェンスが無い。この鉄塔の真下のことを“結界”と呼び、そこから見上げた写真を“結界写真”と呼ぶ。見上げてみると天辺にはカラスの巣があった。
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シュウブンソウ・3~総苞

 キク科シオン属(←シュウブンソウ属)の「シュウブンソウ(秋分草)」。8~10月に直径5~7ミリの頭花を咲かせる。草丈は50~100センチとなるが頭花が小さく目立たない。写真は果実を全て落とした後の総苞。直径4~5ミリで花のように見える。
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