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カラスザンショウ・7~葉痕

 長池公園“雑木林トレイル”の道端に伸び始めた「カラスザンショウ(烏山椒)」。ミカン科サンショウ属の落葉高木で伐採跡地などに初めに生える先駆植物。ここは伐採地ではないが陽当たりの良い裸地で40~50センチの若木が数本伸びていた。太さは1~1.5センチで鋭いトゲが密生し葉痕には可愛い笑顔があった。
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カワヅザクラ・5~開花3

 バラ科サクラ属の「カワヅザクラ(河津桜)」。オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種と推定されている落葉高木で、昭和30年に静岡県河津町で偶然発見されその後の調査で新種とわかり昭和49年に命名された。早咲き品種で当地では1月中旬から咲き始めている。今冬は暖冬とは言えこのところ寒い日が続いていて一昨日は高尾山では雪が積もった。東京は冷たい雨だったがここ小山内裏公園“戦車道路”脇に植栽されている数本のカワヅザクラはそれぞれ1~2輪の花を咲かせていた。
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イカダカズラ・2~果実

 オシロイバナ科イカダカズラ属の「イカダカズラ(筏葛)」。熱帯アメリカ原産のつる性常緑木本で、1768年にブラジルで発見したフランス人の探検家ブーガンヴィルに因み「ブーゲンビレア(Bougainvillea)」と呼ばれている。沖縄などでは良く見られるが耐寒性があり最近は東京の街中でも時々植栽を見掛ける。4~11月に赤紫色の苞に包まれた花を咲かせるが苞はすっかり色褪せている。果実は痩果になるが種子は出来にくくこの果実も中身は空の“粃”だった。
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野鳥・145~イソヒヨドリ3

 城山高校付近の歩道橋に止まっていた「イソヒヨドリ(磯鵯)」。ヒタキ科イソヒヨドリ属の留鳥でヒヨドリに似ていて海岸の崖地などで見られることからその名がある。ここは海から30キロ以上ある内陸だが、イソヒヨドリは近年は内陸の都市部でも良く見掛けられており、ビルの屋上や人口構造物などに営巣しているという。ヒヨドリはヒヨドリ科であり磯鵯とは無関係。ヒタキ科のジョウビタキやルリビタキはたびたびピョコンとお辞儀をするがこのイソヒヨドリもきちんとお辞儀をする。
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野鳥・144~ジョウビタキ雄4

 長池公園“よこやまの道方面口”のフェンスに止まった「ジョウビタキ(尉鶲)」。ヒタキ科ジョウビタキ属の冬鳥で中国東北部やバイカル湖周辺で繁殖し越冬地の日本では積雪の無い平地から低山などで見られる。オスの頭部は銀白色で顔は黒く腹部は赤茶色になる。オスもメスも翼に白い斑があり、これを着物の紋に見立てて「モンツキドリ(紋付鳥)」とも呼ばれている。何度もお辞儀をしてくれるのでなかなか礼儀正しい野鳥ではある。
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セッコク・8~冬芽

 ラン科セッコク属の「セッコク(石斛)」。東北地方以南の暖温帯の樹木や岩の上に着生し5~6月に直径3センチほどの白~淡紅色の花を咲かせる。高尾山では1号路や6号路などでスギの高い枝に着生しているのが見られる。去年、これが庭で見られないものかと思い近所の花屋さんで取り寄せてもらい4株を庭のソメイヨシノに縛り付けた。南向きの庭は直射日光が当たり夏の間は日除けを付けていたが秋には細い根が何本か樹皮に着生しているのが確認できた。写真はバルブの先端に出来た冬芽で長さは1~1.5ミリほど。おそらくこれが花芽だろう。
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ウチワタケ

 清水入緑地の林内の枯れ木に発生している「ウチワタケ(団扇茸)」。タマチョレイタケ(玉猪苓茸)科ツヤウチワタケ属のキノコで広葉樹林内の枯れ木に発生する。表面には鮮やかな環紋を表し切り株の年輪のような模様になり縁は波を打っている。カワラタケのようにも思えたがウチワタケと判断した。
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野鳥・143~アオジ雄2

 長池公園“尾根幹線口”付近の“よこやまの道”で見掛けた「アオジ(青鵐・蒿雀)」。ホオジロ科ホオジロ属の漂鳥で中部地方以北の山野に生息し冬には関東地方以西の積雪の無い低地に移動してくる。体長は16センチほどで主に地上を歩き回って種子などを食べている。写真は目の周りが黒いのでオスだろう。ファインダーを覗いていたら目が合った。
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セツブンソウ・11〜節分3

 今日は雑節の節分。各季節の始まりの日の前日を表し明日は二十四節気の春分になる。節分は年に4回あるが江戸時代以降は特に立春の前日を指すようになっている。通常は2月3日に当たることが多いが、この日付は固定ではなく2月2日は令和3年以来になった。これは今年の地球と太陽の位置関係などから暦がずれたことによる。ちなみに昭和59年は2月4日が節分だった。
 今日は雪予報だったが朝から冷たい雨。写真は拙庭の「セツブンソウ(節分草)」で13年前に1株植えたものが毎年こぼれ種で少しずつ増えて今は20~30輪になっている。今年もこうして可愛い姿を見せてくれたが、微妙にまだ蕾で節分には間に合わなかった。セツブンソウはキンポウゲ科セツブンソウ属の多年草。
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野鳥・142~エナガ4

 清水入緑地の林内で見掛けた「エナガ(柄長)」。エナガ科エナガ属の留鳥または漂鳥で日本全土の平地から低山の林内に生息している。当地の公園や緑地には多いようだが高い枝に止まり1ヶ所に留まることなく樹から樹へと飛び移って移動するのでなかなかシャッターチャンスに恵まれない。この日は緑地内の歩道を進んでいると遠くの高木に数羽の鳥の姿が見えた。尾羽が長いのを確認してしばらく待っていると手前の樹に集まり始めた。
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