元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
ボダイジュ
日野市平山の宗印禅寺の境内に植栽されている「ボダイジュ(菩提樹)」。アオイ科(←シナノキ科)シナノキ属の落葉高木で中国原産。日本へは臨済宗の開祖栄西が中国から持ち帰ったとされており日本各地の仏教寺院に多く植栽されている。お釈迦さまが菩提樹の下で悟りを開いたというのは有名だが、そちらはクワ科のインドボダイジュであり本種とは別物。またオーストリアの作曲家シューベルトの歌曲集『冬の旅』で歌われる菩提樹はセイヨウボダイジュ(=セイヨウシナノキ)でありそちらも別物になる。
ボダイジュの花期は5~6月で葉腋から花序を出し淡黄色の花を咲かせる。花序には長さ5~8センチの舌状の総苞がある。写真は果実の様子で総苞が残っており枝から落ちる際に竹トンボのようにクルクル回りながら種子を散布している。
ボダイジュの花期は5~6月で葉腋から花序を出し淡黄色の花を咲かせる。花序には長さ5~8センチの舌状の総苞がある。写真は果実の様子で総苞が残っており枝から落ちる際に竹トンボのようにクルクル回りながら種子を散布している。
コメント ( 12 ) | Trackback ( )
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更にはシューベルトの菩提樹も違うのか、なんとややこしい。
ボダイジュそのものは見たことがありませんが同じシナノキ属のヘラノキは見たことがあります。
やはり果実が似ていますね。
使われていました。
現地ガイドがお釈迦様が悟りを開いた木だと
説明していました。
ムユウジュという木もありましたが、こちらは
お釈迦様がこの木の下で生まれたそうです。
私にはみんな同じに見えます。
宗印禅寺(宗印寺)はとっても懐かしい寺です。
もう50年以上前の話です。日野市民になったばかりの頃、歩いて行った事があります。目的地は平山城址公園だったのですが、途中、宗印寺に寄りました。その時、寺の説明書きを見て、平山城址公園とセットで思い出すお寺です。
10年位前、日野七福神詣でで行ったのですが、ボダイジュには気づきませんでした。
似通った木があり、見分けるのが難しいです。
それがきっと菩提樹なんでしょうね・・・?
菩提樹。実は名を知るばかりで種類があったり、
その姿ですらもあいまいです。
今回紹介のものは日野にあると言いますが、多
摩地区なら結構あったりするんですかね?
果実がクルクル回って落ちていく風景を見てみ
たいものです。