1986年10月1日年初版の「こどものとも」発行の絵本です。
谷川の軽快なしりとりを延々とつないでいく文章が、タイガー立石のメリハリのきいた絵とマッチして、不思議な世界を作っています。
児童文学研究者の石井直人は、「現代児童文学の条件」(「研究 日本の児童文学 4 現代児童文学の可能性」所収、その記事を参照してください)において、この作品を田島征三の「しばてん」や長新太の「キャベツくん」などと並べて、「これらの絵本の画面には、およそ(読者の)「内面」に回収できない、とんでもない力が充溢している。」と、評しています。
確かに、従来の児童文学は読者の理解力を前提にして作られている傾向がありましたが、この作品の奔放な文章や絵はそういったしがらみをふりきったところにあるのかもしれません。
谷川の軽快なしりとりを延々とつないでいく文章が、タイガー立石のメリハリのきいた絵とマッチして、不思議な世界を作っています。
児童文学研究者の石井直人は、「現代児童文学の条件」(「研究 日本の児童文学 4 現代児童文学の可能性」所収、その記事を参照してください)において、この作品を田島征三の「しばてん」や長新太の「キャベツくん」などと並べて、「これらの絵本の画面には、およそ(読者の)「内面」に回収できない、とんでもない力が充溢している。」と、評しています。
確かに、従来の児童文学は読者の理解力を前提にして作られている傾向がありましたが、この作品の奔放な文章や絵はそういったしがらみをふりきったところにあるのかもしれません。
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