二年生になって、ますます仲良くなる二人を描いています。
シーズン1(その記事を参照してください)の最後で、ようやく高木さんの好意に気づいた西片ですが、態度が少しぎこちなくなっただけで、相変わらず高木さんに勝負をいどんで、負けてばかりです。
お姉さんキャラの高木さんが、いろいろとモーションをかけてくれるのですが、相変わらずガキの西片は恥ずかしくて先に進めません。
最終回の「夏祭り」のラストでようやく手をつなげて、視聴者は一安心です。
私が中学生だった時と比べると、西片はずいぶん幼く感じられますが、最近の男の子は精神的な発達がだいぶ遅くて、女の子との差がますます開いているようなので、こんな関係も成立するのかもしれません。
視聴率もけっこう良かったみたいなので、シーズン3ができました。
ドラえもんのような登場人物が年をとらない遍歴物語と違って、高木さんや西片が成長していく(視聴者よりは、ゆっくりですが)成長物語では、読者や視聴者はいつかは物語世界とサヨナラしなくてはなりません。
そして、その時に読者や視聴者も、疑似体験を通して成長しているのです。
それが、こうした成長物語の重要な役割です。