中止 4月25日〜5月6日 国体候補選手強化合宿(北海道)
延期 7月12日 文京区民大会(スポーツセンター)
竹村知洋
中止 4月25日〜5月6日 国体候補選手強化合宿(北海道)
延期 7月12日 文京区民大会(スポーツセンター)
竹村知洋
ウォーミングアップは、体温を上げ、神経の働きを良くし、ケガを予防するという点で必要なものです。
レース前のウォーミングアップは、選手によってレースのぎりぎりまで泳いでいた方がよいという人もいれば、陸上で身体を動かしたほうがよいという人もいますので個別の対応が必要となります。
ウォーミングアップは身体だけでなく気持ちの面の準備にもなりますので、じっとしているとレースのことばかり考えて緊張しすぎてしまう人は召集所に行く直前までしっかりと身体を動かしていた方がよいかもしれません。
最近私が練習前に大切だと思っているウォーミングアップは、陸上で身体のバランスを整えることです。
最近は身体のバランスを崩しているような選手が多く、そこからフォームが崩れているように感じています。
そのため、ストレッチや補強運動のなかで身体の左右のバランスをみて整えることが大切だと感じています。
陸上で確認するのはバランスの悪さを選手本人が自覚していない場合が多く、水中ではコーチも確認が難しいからです。
クーリングダウンは疲労を回復させるという点でとても重要です。
じっとしているよりも身体を動かしながらのほうが疲労は速やかに回復します。
どのくらいの強度や時間が必要かというと、最大努力の40%で運動をした場合に効率的に乳酸の除去ができるということです。
時間は出来れば20~30分ということです。
全力の40%で20~30分で泳ぐというと一般的にはちょっときつめのダウンということになります。
きつい練習後にゆっくりしたい気持ちはよくわかります。
しかしそこをもう少しこらえることが疲労の回復にはよいわけです。
練習メニューを作成するときにも工夫が必要かもしれません。
ダウンを400mや600mというと単にゆっくり泳いで終わってしまうかもしれません。
私の場合は100×6(1:50)で3本目と5本目には12.5mのスプリントを入れています。
強度が高い練習の時にはさらに本数を増やしています。
きつい練習の最後にダウンのような練習を組み入れるのも一つの手だと思います。
特にダウンをしっかりしたほうがよいのは、1日に何本もレースがある時です。
レース後にはすぐに少しきつめで長めのダウンを行って、次のレースの備えることが必要となります。
竹村知洋
学校から真っすぐ皇居の方角へ向かっている道路が音羽通りです。
江戸時代の音羽通りは将軍家の参詣道で、音羽町という門前町がありました。
「音羽」というのは幕府が家作を与えた奥女中の名前です。
通常は江戸城を中心としているのですが、旧丁目は護国寺側を中心にして9丁目までありました。
護国寺は京都の清水寺を模して建立されていますが、町づくりも京都の1条から9条通りをまねたものといわれています。
いかに護国寺が大切にされていたかがわかります。
ちなみに音羽付近の北側には「青柳」、南側に「桜木」という町もありましたが、すべて江戸時代の大奥役人の拝領地です。
青柳は現在「青柳小学校」として残されています。
「音羽」や「青柳」など女性らしさを感じさせる地名が多い地域に男子校の日大豊山があるわけです。
不忍通りの護国寺西交差点の近くの歩道上にあるのが、旧日本陸軍の軍用地境界標石です。
花崗岩製の標石は縦書きで「陸軍省」と彫られています。
明治以降、護国寺境内地西側の約4500坪に陸軍の軍人墓地「音羽陸軍埋葬地」が造られました。
この埋葬地では日清戦争以来の東京第一師団、近衛師団各部隊などの戦死者など2428柱を、そのほとんどを軍装のまま地下3~5メートルの所に土葬したと伝えられています(戦後に発掘・火葬)。
しかし第二次世界大戦の敗北で陸軍省が解体されると、戦後は護国寺の管理となりました。
埋葬地はその後整備され、現在は縮小された新埋葬地のみが護国寺境内墓地の北西奥に残っています。
竹村知洋